2023年 7月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 

蜜蜂は日常をとても豊かにしてくれます。
天気・気温・四季の移ろい・花の開花が気になるなど、沢山の変化を感じさせてくれるからです。

蜜蜂を通じ、自分は自然の一部で、自然と繋がっていることを痛感し、独りじゃないんだと励まされます。
あなたにもより心豊かな生活を送って欲しい。日々そんな思いを抱きながら蜜蜂を育て続けています。

こだわりいっぱい、夢いっぱい。蜜蜂育成の様子を紹介します。

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西洋ミツバチ サブスク養蜂 その後 23年7月29日

【主な作業:給餌、合同】

あまりに暑いので写真を撮る余裕がありません(t_t)文章のみで申し訳ありませんが、お付き合い下さいませ。

サブスク養蜂を始めるきっかけを作って頂いたSさんから、サブスク後も1ヶ月に1度メンテナンスをしたいとご要望頂きました。大切に育てて愛着がわく気持ちはよく分かります。資料や料金はどうすればいいのか分からないので、モニターになって頂きサービスの形を一緒に作って頂くことになりました。

今日は夏の飼育のポイントをお伝えし一緒に内検。前回の内検からおよそ1ヶ月。久しぶりのミツバチとの触れ合いをとても楽しまれていました。群の状態はとてもよくこのままであれば問題なく越冬できます。次回は8月下旬に内検です。

多くの方に今までの形に囚われることなく、ミツバチに触れて欲しいと願っています。こんなサービスがあったらいい、などご要望ありましたらお気軽にご連絡下さい。



西洋蜜蜂 講習会 開催 23年7月28日

【主な作業:内検、講習会】

雨で中止になってしまった5月の講習会。参加を希望されていた方から開催して欲しいとご依頼頂きました。ありがとうございます。

講習会は超夏のポイントを中心に行いました。ミツバチにとって夏ってどんな季節なのか?という基本的な事から始めポイントを深堀してお伝えさせて頂きました。そして実際にミツバチに触れて頂きました。

ミツバチが大人しいと驚かれていたので、『同じ育て方、性質のミツバチを送ったはずですが、その後どうですか?』と尋ねると『到着した頃は大人しく可愛かったけれど、今では凄く荒くなってしまった。』と言われました。

ミツバチは群れが大きくなると荒くなる傾向にありますが、そこまで凶暴になることは稀。何か原因があると思ったので現状を教えて貰いました。その中で一番気になったのが前が見えなくなる程モクモクと煙をたいて内検しているとのこと。

煙は適量であればミツバチを沈静化できますが、多すぎればストレスとなり興奮し、興奮し過ぎると煙は利かなくなります。ということでまずは煙の量を見直して下さいとお伝えしました。

一度荒くなった群を大人しくさせるのは中々難しいですが、何とか元の大人しい群に戻って欲しいと願っています。

西洋ミツバチ 熊から蜜蜂を守るには 23年7月27日

【主な作業:内検、見回り】

作業の内容は本日も昨日と同じ。内検と見回り。蜂場に着いて初めに必ずクラクションを鳴らします。目的は熊避けです。全国的に今年は熊の目撃情報が多いので、いつも以上に気をつけています。

クラクションを鳴らし、木の上、茂み、巣箱、電気柵のワイヤーの様子などを入念に確認し下車。直にラジオのスイッチを入れボリュームはMAXに。ここまでしてから内検の準備にかかります。

熊から蜜蜂を守る為に出来るのことは大きく2つです。巣箱が見えないようにトタンなどで巣箱を囲むことと、電気柵の設置です。電気柵は正しく設置することと、設置後は正しく動作するようにメンテナンスが欠かせません。

熊の場合、3段張り、1段の間20cm程度を二重に設置するのが基本です。ワイヤーの下には防草シートは敷かない。敷く場合は電気柵用のワイヤーが入って通電性を確保してあるタイプを使用します。ワイヤーの下にくぼみが無いか確認し、平らになるように整地します。ワイヤーの上に木の枝がある場合、そこから熊が侵入するので枝を切ります。電源は24時間ONにします。

後は、定期的にワイヤーの電圧を測る、草刈をして漏電を防ぐなどのメンテナンスが必要となります。

基本的に電気柵が正しく設置してあれば大丈夫と言いたいのですが、熊は非常に賢いです。波板を運んで来てワイヤーに被せたり、電気柵の支柱を背中で折るなどして侵入することがあります。侵入された場合は、即駆除しないと何度も被害に合ってしまいます。市役所などに相談しましょう。

西洋蜜蜂 農薬からミツバチを守るには 23年7月26日

【主な作業:内検、見回り】

7~9月はカメムシ防除のために農薬が散布されるので薬害が発生しやしいです。

蜂場のある地域でドローンによる農薬散布があると連絡があったので、状況確認のため見回りました。この見回りが心臓に悪い。蜂場に付くまで心臓ドキドキ。何も起きていないことを祈りながら巣門の様子を見て歩きます。今日は無事だったので一安心。後数回散布計画があります。無事乗り切りたい。

農薬に関して

Q:蜂場の近くの田んぼに農薬を散布すると連絡がありました。どうすればミツバチを守れますか?

A:まずは散布される農薬の種類を確認して下さい。ミツバチに影響がないとされる農薬もあります。影響がない農薬の場合は、対策は必要ありません。

影響があるの農薬の場合、対策は下記3つです。
①逃げる。農薬が散布されない場所に巣箱を移動させる。
②散布の時間巣門を閉める。※高温時期の場合は、蒸殺の恐れがあるため無理。③散布時間を早朝にして貰う。ミツバチの活動が活発になる朝8時以前に散布するように散布元と交渉する。

薬害は恐ろしいです。全滅することもあります。ミツバチの活動エリアにゴルフ場、果樹園、田んぼ、畑などがある場合は充分に気をつけて下さい。

※家のシロアリ防除に散布される薬もミツバチに甚大な被害を与えることがあります。常日頃からアンテナを張って農薬の散布に関する情報収集をしましょう。


西洋ミツバチ 交尾の確認 23年7月25日

【主な作業:内検】

サブスク養蜂、蜂蜜体験教室などのイベントが終わりやっと一息という訳には行かず、そこからダニ駆除や同胞産卵している群のメンテナンスなどに突入。全群の内検を2周終え、全体の様子を把握でき一息ついたら7月下旬でした(汗)

昨年のBeeFriendsの最終日記やイベントの様子が全くアップできていません。8月末までには何とか形にしたいと思っています。

本日から3周目の内検。メインは給餌と雄の有蓋蜂児カット。雄の育成は殆ど終わっています。今周で全群雄の育成が終わりそうなので、8月初旬にアピバールを投入します。

今年は7月になっても細く流蜜が続いたので予想外のタイミングで分蜂が起きてしまい、今でも数群未交尾の女王蜂がいます。今日はその内の2箱の交尾を確認。1箱は無事飼えって来てくれましたが、もう1箱は死亡していました。

ミツバチは分蜂しても大丈夫だと判断していると思うのですが、高温時期は交尾飛行に行くまでの時間が長い上に死亡する確率が上がるように感じています。

どのタイミングで何を感じて分蜂するのでしょうか?とっても不思議なミツバチ。


山田くんの西洋蜜蜂7月の飼育のポイント

キーワード『ダニ対策
越夏に失敗する最大の原因はダニです。7月以降はダニの被害がもっとも拡大しやすい時期で、適性な対策を施さないと9月頃には全滅してしまいます。ダニに関して詳しく解説します。

山田くんの養蜂講座第20回(21年7月改編)・・・・・・ 詳細はこちら
山田くんの養蜂講座第21回:ダニの基礎知識(21年7月改編) ・ 詳細はこちら
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