2022年11月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 

今年も残り2ヶ月です。11月下旬には越冬突入なので、巣箱を開けて内検できるのも残り僅か。可愛いミツバチの姿が見られなくなるのはとっても寂しい。厳しい冬と乗りこえらるように最後まで入念に世話をします。

※23年の種蜂の価格をアップしました。詳しくは下記URLからご確認下さいませ。

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西洋蜜蜂 捕殺器撤去 22年11月22日

【主な作業:巣箱作成、捕殺器撤去、土の撤去】

気温が上がるまでは巣箱作り。10枚箱の蓋を組み上げ中。蓋作りがもっとも大変。頑張って進めていると開始からわずか30分で電動ドライバーが故障。


↑ホームセンターに直行し購入。貴重な時間が無くなった。

巣箱作りの後は越冬の準備。


↑ヘアリーベッチが順調に育っている(画面奥の緑の部分)。来春がとても楽しみ。

今日は新聞紙を詰める作業。ついでに捕殺器も撤去。


↑今年も蜜蜂を守ってくれた捕殺器。ありがとう。

本日最後は土木作業。猪に埋められてしまった排水溝の土を撤去。


↑排水溝がどこか分からなくなる程土に埋もれていたので、土の撤去に時間がかかった。


↑土を取り除くと勢いよく水が流れ始めた。

排水溝の土は取り除いたが、蜂場の電気柵の外側や排水溝の一部は猪に掘られボコボコ。排水性は大きく低下しているから大雨には注意が必要。

直すには重機が必要。直してもまた猪にやられるから電気柵しないと。うーん。直には出来ない。困った。

セイヨウミツバチ 猪大暴れ 22年11月21日

【主な作業:越冬準備、見回り、巣箱作り】

本日も巣箱作成→越冬準備→見回りの順にて作業。

本日の蜜蜂の様子。蜂量たっぷり。来春がとても楽しみ。


今行っている越冬の準備では、巣箱内部の空いてる空間に新聞紙を詰め、巣碑枠の上に二重にした新聞紙を敷くといった内部への対策。12月になったら巣門を5cm程に狭くして準備は完了。


↑気温が低下しているので、蜜蜂に負担を与えないように作業は素早く行う。蓋裏に居る蜜蜂を振るい落とすと巣箱に戻れない恐れがある。そのままにして蓋を閉めると新聞死の上で死んでしまうので、新聞紙の一部を折り曲げる。これで巣碑枠まで移動できる。蜜蜂は1匹も殺したくない。動きの悪いこの時期は特に注意が必要。

越冬の準備の後は見回り。1つの蜂場が猪にボッコボッコに掘り起こされていた。


↑電気柵のワイヤーの内側には入らないが、外側から土を掘りワイヤーが土に埋もれてしまっていた。これでは漏電してしまうので意味がない。


↑いつもより水はけが悪いから排水溝を見に行くと、一部が掘り起こされ排水出口は土に埋もれていた。明後日から雨なので早急な対策が必要。

今日は名古屋市内に猪が出没してニュースになっていた。行動が活発になる時期なのだろうか。それとも、餌が不足しているのだろうか。猪もとても危険なので注意して下さい。

西洋蜜蜂 越冬飼料Beeキャンディ 22年11月18日

【主な作業:見回り、越冬準備、キャンディ出荷、巣箱作成】

気温が低下し始めた。


↑ドワーフユリノキが紅葉し、青色の空を黄色に染めている。とても美しい。

気温が上がるまでは巣箱作り。今日から蓋作り。まずは枠から。


↑枠の横に下穴を開け綺麗に積み上げる。美しく仕上げるために下穴は欠かせない。また美しい作業場も必須。美は細部に宿る。


↑完成した枠。これに天板をつければ蓋が完成する。

蓋作りと一緒にBeeキャンディの梱包作業。


↑今年から販売を開始したBeeキャンディ。毎年お客さんから越冬中の餓死が心配。いい対策はないかとお問合せを頂きます。そこで寒くても食べてくれるBeeキャンディを販売することにしました。詳細はこちら。Beeキャンディ

蓋作りの後は外作業。

大スズメバチも殆ど見かけなくなったので越冬の準備開始。といっても作業はとても簡単。巣箱内部の空いている部分に新聞紙を詰め、巣碑枠の上に二重にした新聞紙を詰めるだけ。


↑新聞紙を詰めた巣箱内部の様子。

西洋蜜蜂は仲間と協力して熱を作れる凄い生き物。寒さ強いのでー10度以下にならないのであれば、あまり気を使う必要はない。一番の問題はダニ。ダニの駆除さえ上手くいっていれば冬は怖くない。

西洋みつばち カラフル巣箱 組み上げ 22年11月16日

【主な作業:見回り、巣箱作り】

カラフル巣箱の胴体が完成。


↑完成したカラフル巣箱。カラフル巣箱は定飼専用。輸送用換気窓、それを防ぐための機構はないので見た目はとてもシンプル。山田くんの巣箱同様継箱としても使える。

西洋ミツバチ ハーブ&ブルーベリーガーデン完成 22年11月11日


長かった。本当に長かった。作業を始めて約3ヶ月。ハーブ&ブルーベリーガーデンがやっと完成。


↑ブルーベリーガーデン。今年はラビットアイ系を10本植えた。


↑ハーブガーデン。アニスヒソップ、ボリジ、チャイブ、キャットミント、カリオプテリスなどを計200株程植えたがまだまだ植えられるスペースがある。手直しが必要な部分もある。完成まで3年程かかる予定。

ミツバチを取り巻く環境は年々厳しくなっている。少しでも彼女らが暮らしやすい環境に近づけたいと思い始めたハーブガーデン。毎年草に負けていたので今年からはマルチで対策。来年こそはミツバチがブンブン飛び回る立派なガーデンになって欲しい。

西洋ミツバチ 出張メンテナンス 22年11月10日


いつもお世話になっている加山興業様からの紹介。受粉交配用に導入したミツバチが生き残っているからメンテナンスして欲しいとの依頼。

出張は色々な方とミツバチに出会えるので大好き。どんな現場だろうかとワクワクしながら車を走らせた。


↑加山さんと合流し現場に到着。ブルーベリー農園!!!今朝もブルーベリーを植える穴を掘って来たばかり。色々伺いたい。

農家さんに話を伺うと、ブルーベリーの受粉交配用に導入したミツバチが生き残っている。世話の仕方が分からないから購入元に尋ねると、寒さに弱いから冬には死ぬからと何も教えてくれなかったとのこと。

商売だから綺麗ごとは無しだと思うがそれにしても酷い。知識が無いからなのか、それとも来年も買ってもらわないと困るからなのは分からない。事情はともかくミツバチは懸命に生きている。生き残るために頑張っている。それを無視することは出来ない。無理。何としてでも越冬して欲しい。

ということで状態確認。


↑自然巣2枚。貯蜜、蜂量は充分。ダニの寄生率が少し高め。駆除さえできれば越冬は出来ると判断。薬を投与し、給餌の行い方、煙の起こし方などを伝えさせて頂いた。

帰宅するとブルーベリーの苗が届いていた。


↑静岡県の平野農園さんから購入した3年生の苗。3年生は来年から収穫可能とのこと。とても立派な苗。大切に育てられていることが伝わって来る。

西洋蜜蜂 ピートモス 22年11月8日

【主な作業:ガーデン作り、見回り、巣箱作り】

ブルーベリーを植えるためのピートモスが入荷したと連絡があったので引取りに行った。



↑コメリで購入した圧縮ピートモス。復元時300L。これを2個。1個が非常に重く、運ぶのがとても大変。


↑ピートモスは充分に水を吸わせの必要があるので、早速開封しバケツに入れ一晩水を吸わせる。明日から植えられそうだ。

11月の飼育のポイント

キーワード越冬の準備
11月になると気温が下がり始め、女王蜂の産卵が鈍くなり群は徐々に縮小して行きます。11月になったら越冬の準備を行います。11月の飼育で重要になる3つのポイントを紹介します

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