山田くんの種蜂

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山田くんの巣箱

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2018年8月の山田くんの養蜂日記

私は、健康、温和、多産にこだわり種蜂の育成を行っています。弊社の種蜂をご購入頂いお客さんを笑顔にしたい!種蜂なら山田くんの養蜂場と言われたい!そんな想いを抱きながら毎日の作業に励んでいます。山田くんの養蜂日記ではその様子を紹介します。

西洋蜜蜂 出張メンテナンス 2018年8月28日

作業内容:見回り、出張メンテナンス


見回りを行ってから、出張メンテナンスで加山興業様を訪問いたしました。


まずは巣門の様子を確認。


↑巣門の前に羽化不全で死んでいる働き蜂を発見。6週間前にアピスタンを投入済みとのことなので、どうやらアアピスタンは効かなかったようです。

巣箱を開け内部の様子を確認。目視でダニが見つかりました。


↑巣房では羽化不全を起こしている働き蜂が見つかりました。

寄生率はかなり高いようなので、チモールとアピバールを投入してもらいました。薬の投与前に、働き蜂の密度と貯蜜量を確認。薬の効果を最大限に発揮させるために、余剰な巣碑枠を抜き出しました。


↑取り出した余剰巣碑枠の様子。秋の建勢をスムーズに進めるためにも余剰な巣碑枠は抜き取ることが重要です。

薬を投与した後は、代用花粉と必要に応じて砂糖水を与えてもらいました。


↑代用花粉はローヤルビーを使用。



↑作業後の巣箱内部の様子。

以上で作業は終了です。チモールとアピバールを併用したので、ダニは駆除できると考えていますが、吸血の影響とウイルスの蔓延が心配です。

越冬開始まで後少し。ダニには十分気をつけて下さい。

西洋ミツバチ 夏の給餌 2018年8月11日

作業内容:給餌、捕殺器の設置

夏の重要な作業は、ダニの駆除、スズメバチ対策、給餌で、今日は給餌と捕殺器の設置作業です。

餌切れを起こし蜜蜂が疲弊するのを防ぐため、給餌は欠かせません。この時期に蜜蜂を疲弊させてしまうと秋の建勢、増勢に悪影響を及ばし、越冬率が下がります。特に花粉は重要で10日に1度の頻度を目安に与えています。

与える餌は、花粉、米ぬか、フィードビーの3種類で、栄養価と栄養のバランスを大切にしています。


↑フィードビーの原材料。原材料が明確で安心して使える数少ない代用花粉。価格も花粉に比べるとお値打ちです。

花粉(代用)の量は、産卵の様子、蜜蜂の活動具合、蜜源の状況などから判断します。


↑調子が比較的良好な群の産卵圏の様子。夏は産卵が鈍くなるため、必要とするタンパク源は少ないので、1度に20~40g程を与えます。貯蜜が少ない場合は、砂糖水も与えます。写真に写っている巣碑枠は貯蜜量が少ないので、砂糖水も与えました。



↑撮影中に働き蜂の羽化に遭遇。何度見ても素晴らしい光景です。


↑給餌(代用花粉を与えた)した巣箱内部の様子。


給餌を終えたら、捕殺器を設置して作業は終了です。


↑給餌と捕殺器の設置を終えた巣箱の様子。

捕殺の設置が必要な群は後50箱程。予定よりもかなり遅れていますが、お盆中には設置を終えられそうです。

西洋蜜蜂 捕殺器の設置開始 2018年8月1日

作業内容:捕殺器の設置

7月は豪雨以外ではほとんど雨が降らず、干ばつ状態です。蜂場に植えた、ハイノキ、白モジ、サワフタギ、ティーツリーなどが枯れかけています。毎朝水を与えていますが、かなり厳しいです。

気温は高いままです。39度を経験したからでしょうか、35度前後は比較的ましに感じますが、昼過ぎは作業が行えません。今日は夕方から捕殺器を設置する作業を行いました。

お盆を過ぎる頃になると必ずやって来る奴ら。『昆虫界のギャング、オオスズメバチ』。雨が少なく、気温が高い年は、スズメバチの数が多くなる傾向にあるため、今年は非常に危険!!襲われてからでは遅いので、少し早いですが捕殺器の設置作業を開始です。


↑暑さのため巣門に溢れる働き蜂。


↑捕殺器を付けた巣箱の様子。群数が多いので毎日少しずつ取り付けて行きます。

明日は、ダニの駆除剤の位置変えと捕殺器の設置作業を行う予定です。

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