2022年7月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 

蜜蜂は日常をとても豊かにしてくれます。
天気・気温・四季の移ろい・花の開花が気になるなど、沢山の変化を感じさせてくれるからです。

蜜蜂を通じ、自分は自然の一部で、自然と繋がっていることを痛感し、独りじゃないんだと励まされます。
あなたにもより心豊かな生活を送って欲しい。日々そんな思いを抱きながら蜜蜂を育て続けています。

こだわりいっぱい、夢いっぱい。蜜蜂育成の様子を紹介します。

※春の種蜂の販売は終了しました。次回は秋(9月中旬から受付け開始、お届けは10月上旬)です

西洋蜜蜂 貯蜜スッカラカン。給餌開始 22年7月11日

【主な作業:給餌】

7月と言えばエンジュ。今年は沢山の花を咲かせてくれた。


↑8m程に育ったエンジュ。枝垂れエンジュ1本、エンジュ2本植えているが開花してくれるのはこの1本のみ。多くの蜜蜂が訪花している。この時期に蜜蜂を助けてくれるありがたい存在。

昨日の雨の影響で貯蜜が底をついた群が出て来たので給餌を開始。


↑給餌器をセットし砂糖水を与えた巣箱内部の様子。

9月上旬まではひたらす給餌となりそうだ。


●ビービーツリーのその後


↑花の色が変わって来た。蜂の姿は見えない。どうやら花が終わったようだ。開花時期は約14日。30日には程遠い。

西洋ミツバチ 蜜源枯渇時期の貴重な蜜源 22年7月9日

【主な作業:内検】

相変わらず飢えている蜜蜂。


↑切り取った自然巣には直にミツバチが群がる。

今日もいつもと同じ作業、ドローンドロップ、貯蜜の確認。日記の内容が繰り返しになるので、現在開花している蜜源植物を紹介する。


↑蓮。水飲み場を作るなら是非育てて欲しい。花粉源。


↑待望の白花の蓮も開花。


↑モクゲンジ。訪花確認済み。30cm程から4年で2mまで成長し開花。開花までが早いのが嬉しい。9月に咲くオオモクゲンジもお勧め(現在育成中。訪花未確認)

西洋ミツバチ 狙われるミツバチと蜂蜜 22年7月8日

【主な作業:内検】

何て敵が多いんだ。ミツバチを飼育し始めて知った。ミツバチには敵が多い。

今日もドローンドロップと貯蜜の確認のための内検。作業を開始しようと巣箱に近づくとモスラ(成虫)がとまっている。


↑モスラではなくメンガタスズメと呼ばれる蛾。蜜を盗むため夜になるとキーキーと鳴きながら巣箱に侵入する。侵入後にミツバチに殺されることがあるため巣箱内部でよく死骸を見つける。初めて見つけた時は、気を失いそうになった。


↑内検中に巣碑枠の上に着地したキイロスズメバチを集団で襲い排除するミツバチ。キイロスズメバチは巣門前でホバーリングしてミツバチを捕まえ、近くの木の枝などで肉団子にして巣に持ち帰る。巣箱に侵入することは無いが、数が多くなると被害が甚大になる。

この他に、蛙、ヤモリ、農薬、熊、大スズメバチなど。ミツバチは敵が多く守るのはとても難しい。


↑ミツバチ自体が自然界では他の生き物の糧となるが、ミツバチが生産する蜂蜜も貴重な糧である。

西洋蜜蜂 蜜源枯渇時期に突入 22年7月6日

【主な作業:ドローンドロップ】

気温が高い1日だった。


↑巣箱から溢れる蜜蜂。巣箱内部の温度を下げるため巣門付近に集まる。


↑巣門付近に集まった蜜蜂。適当に並ぶのではなく整列している姿がとても可愛い。

今日も貯蜜量を確認し、有蓋蜂児(雄)を切除した。蜜源が枯渇し始めたようだ。切った雄や自然巣に直に蜜蜂が群がる。


↑雄房に群がる蜜蜂。雄房に蜜蜂が接触するとダニが蔓延する恐れがある。切除した雄房は直に袋に入れて密閉。中々作業が進まない。

蜜蜂は少し先を見ている、感じているようで、流蜜が続くと感じている場合は採蜜しても怒らないし、切った自然巣に群がることも無い。流蜜を何で判断しているのだろうか?蜜蜂の生態は奥深く、興味と愛情が尽きることはない。

西洋ミツバチ ユーカリ 大人気 22年7月1日

【主な作業:内検】

満開のユーカリオレンジガム。大人気。多くの蜜蜂が訪花している。この時期の蜜源はとても貴重。











本日の予想最高気温は40度。40度!!12時の時点で37度予想。作業は午前中しか出来そうにない。


巣箱のサイズアップのために蜂場に巣箱を持ち込んだが、それだけで既に汗だく。



貯蜜確認、王台、王ワン、有蓋蜂児の除去、巣箱の交換などが内検の主な目的。


↑流蜜は細くなって来たが、王ワンを作る群がある。まだまだ油断は出来ない。


↑7枚箱満群。巣門に蜂が溢れる。


↑7枚満群の巣箱内部。ビースペースが一部広くなってしまっている。10枚箱へと引越し。



↑有蓋蜂児枠(雄)の除去、女王蜂の確認、ビースペースの調整を終えた巣箱内部の様子。これで前よりは快適に過ごせるはず。


山田くんの西洋蜜蜂7月の飼育のポイント

キーワード『ダニ対策
越夏に失敗する最大の原因はダニです。7月以降はダニの被害がもっとも拡大しやすい時期で、適性な対策を施さないと9月頃には全滅してしまいます。ダニに関して詳しく解説します。

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