2023年9月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 

9月になれば気温が下がって、ミツバチとの触れ合いを楽しめると思っていたのですが、残暑厳しい日が続いています。残暑は厳しいですが、9月中に越冬の準備を終えないといけないので気合を入れて毎日頑張っています。朝晩の気温が下がり始め、ミツバチも活気を取り戻しつつあります。秋のミツバチのお届けは10月上旬になりそうです。では、今月も養蜂三昧。1日1日全力で頑張ります。(9月5日)

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西洋蜜蜂 アピバール撤去完了 23年9月30日

【主な作業:見回り、内検、給餌】

アピバールの撤去が終わりました。殆どの群は薬が効いたようです。9月の頭は高温の影響で産卵が鈍く心配でしたが、ここに来て勢いが出始めています。全群調子が良いと言いたいのですが、1群だけ産卵異常。



女王蜂が居るのにいくつも王台を作り、働き蜂の房に雄の卵を生んでしまっています。こうなったら全滅を待つしかないです。少しでも働き蜂を助けたいので、女王蜂を除去しました。

西洋ミツバチ 巣箱交換 23年9月29日

【主な作業:見回り、内検、給餌】

今日も30度越え。明日から10月ですよ!!昨年と同様なら冬の始まりは例年通りなので、今年も秋はあっと間に終わりそう。1日でも早く群の状態を越冬に突入してもいいように整える必要があります。

その1つに巣箱のサイズ調整があります。巣碑枠が追加できなくなったらサイズアップ。巣碑枠が6枚以下になったら7枚箱へと調整します。今回はサイズアップ。


給餌器との隙間に出来た自然巣。


7枚箱を10枚箱にサイズアップ。


女王蜂は必ず目視で確認。


産卵状態は最高。思わずにんまり。


↑自然巣の様子。蜜蜂が必要だから作った巣。無駄巣なんて呼ばれますがとんでも無い。女王蜂が産卵していることがあるので取り扱いは慎重に。

西洋蜜蜂 秋の出荷 23年9月28日

【主な作業:見回り、内検、出荷】

9月中にどうしても届けて欲しいと要望頂き、気温的に何とか行けると判断したので出荷しました。高温の影響を抜けやっと勢いが出てきたところですが、産卵状態は最高です。







今日もよい蜂を出せました。新天地で頑張ってね。大切に愛情いっぱいに育てて来た蜂を出荷できるのは本当に嬉しいことですが、出荷の後は少し寂しいです。

西洋ミツバチ 最後の宴の準備 23年9月25日

【主な作業:見回り、内検、給餌】

越冬直前、10月上旬には最後の宴が開かれる。宴の主役はミツバチとアワダチソウ。太い流蜜と大量の花粉を提供してくれます。蜜が巣箱に運び込まれると、巣箱から異臭がします。



天然の餌を腹いっぱい食べて越冬に突入して欲しいので、アワダチソウが開花するまでに充分な貯蜜量を持ってもらうこと、健康な働き蜂を1匹でも多く育てることを心がけています。

西洋蜜蜂 サブスク養蜂のその後 23年9月24日

【主な作業:見回り、内検】

サブスク養蜂。女王蜂にまりーちゃんと名前を付けてくれた方から、その後の様子を見たいとご依頼頂きました。ありがとうございます。というこで、現在やっている作業とその目的、越冬突入までの流れをお伝えし、一緒に内検しました。

ダニの寄生も無く、蜂量も増え始めていてとっても順調です。越冬は問題ないとお伝えするととても喜んでみえて、来年もこの子と一緒にサブスク参加しますと言って頂けました。

西洋ミツバチ 秋の種蜂の様子 23年9月19日

【主な作業:見回り、内検、給餌】

秋の種蜂の状態を知りたいとお問合せ頂きました。ありがとうございます。ということで出荷予定の群の産卵の様子を紹介します。

今年は夏の高温の影響で立ち上がりが少し遅く蜂量は少し少ないかなぁといった感じですが、産卵は順調なのでこれからどんどん働き蜂が増えて来ます。







ダニの駆除にはアピバールを使用。有蓋蜂児を切除して寄生率を確認し、寄生率が安全値であることを確認してから出荷します。基本的には貯蜜量に気をつけて頂ければ越冬できますが、越冬には経験が必要なので越冬経験済みの中級者以上にお勧めしています。

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西洋蜜蜂 実践講習会 23年9月17日

【主な作業:見回り、内検、給餌】

無料蜂場見学の予定でしたが、講習会をご希望されたので講習会を開催しました。講習会では、私と一緒に内検を体験して頂きました。いつもお世話になっているぱんださんの紹介で2名参加頂きました。

いきなりミツバチに触れるのは難しいので、まずはミツバチの生態をお伝えしてから内検とは何か、内検のポイント、器具の使い方などを順番にお伝えし内検を実地しました。


燻煙器とは何か、なぜ必要か、火の起し方などを紹介。燻煙器の使い方は思いの他難しく、慣れない間は直に火が消えてしまうことが多い。


将来養蜂やりたいからと素手でチャレンジ。本気だから刺されてみたい、とも言われましたが流石にそれだけは勘弁して頂きました。すさまじい覚悟。



参加されたお二方ともにミツバチが可愛い。楽しかったと喜んで頂けたのでとても嬉しかったです。ミツバチを買うのは簡単ですが、飼うのは中々奥が深い。始めたのはいいが、こんなはずじゃなかったでは、人間もミツバチも可愛そうです。そういったトラブルを回避する目的もあって実践講習会を行っています。次回は9月24日10時から実践講習会開催します。定員に余裕ありますがお気軽にご参加下さいませ。

※余談になりますが、ぱんださんの作る焼き菓子最高です。素材にこだわっているので子供にも安心して食べさせられる上に、激うま幸せです。


ぱんださん

西洋ミツバチ 除草剤は使えない 23年9月14日

【主な作業:見回り、内検、給餌、草刈】

今日は同じ流れ+草刈。草刈何度め~~~~~!!夕方から夜間に雨が降ることが多くあっと言う間に草が伸びて電気柵のワイヤーが埋もれる。全ての蜂場の草刈を終えると、始めに刈った蜂場の草が伸びている(T_T)。

草刈そんなに大変なら除草剤は?と思ったあなた。除草剤はミツバチの腸に悪影響を及ぼす恐れがあるので使用できないのです。後、ミツバチだけ生きていればいいとは思っていません。

近年昆虫の住む場所が無くなり(その他の要因もある)、1年で1%昆虫が減っていると言われています。草むらは昆虫の住む場所。多くの昆虫がいる豊かな環境があるからこそミツバチも健康に育つと考えています。

除草剤、農薬を使用していない蜂場では様々な昆虫を見ることができます。蜂場に遊びに来られた際は他の昆虫も是非探して下さい。9月17日に無料の蜂場見学を行ないます。詳細はこちら

本日の1枚


夏の衰退期を無事乗り越え秋の増勢に入ったミツバチ。

西洋蜜蜂 内検 再開 23年9月13日

【主な作業:見回り、内検】

天候回復。暑さが戻るようですが気にしない!!今日は見回り、内検、給餌の順で作業しました。


晴れたのでオータムライラックを再度撮影。相変わらず凄い量の蜂。

●見回り

今年は黄色スズメバチは皆無と言っていいほど少ないです。大スズメバチの数は例年通り。襲撃の頻度と襲撃に来る大スズメバチの数が日に日に増えています。朝一全ての蜂場を回り、全ての箱の様子を確認します。何が起きるか分からない。何か起きても早く気がつければリカバリーできることもあります。とにかく見回り。毎日見回り。




●内検
代用花粉の投与、ドローンドロップが主な目的です。来週アピバールを撤去予定です。アピバールが効いたか否かを入念に確認しないと越冬中に全滅します。蜂量、餌の食べ具合、ドローンへの寄生状況など様々な情報を収集して健康か否かを判断します。




●給餌
細かく見ると給餌の目的は様々。渇きを潤すため。貯蜜を持ってもらうため。目的によって給餌の量や回数は異なります。今回は貯蜜を持たせる為の給餌。9月中に貯蜜量を越冬できるレベルにして10月は微調整して越冬といって感じです。

西洋ミツバチ オータムライラック 23年9月12日

【主な作業:見回り、給餌】

有り難や、有り難や。蜜源枯渇時期にミツバチの羽音がブンブンと聞こえる程訪花してくれるとは。その有り難い植物がオータムライラック。




5mほどの高さ。花は白色。春に咲くライラックに訪花しているのは見たことがありません。


今日は天候が悪く、ミツバチの機嫌が悪いので内検は諦め見回りと給餌だけをおこないました。

9月の飼育のポイント

キーワード『秋の建勢
秋になると女王蜂の産卵は活発になります。秋から生まれる働き蜂は越冬に関係するため非常に重要です。そのため、秋は子育てしやすい環境を作ることが非常に重要になります。子育てしやすい環境作りに関して詳しく解説します。

山田くんの養蜂講座 第27章 秋の給餌・・・詳細はこちら
山田くんの養蜂講座 第28章 秋の巣碑枠の整理・・・詳細はこちら
山田くんの養蜂講座 第29章 秋のダニ対策・・・詳細はこちら