山田くんの種蜂

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山田くんの巣箱

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2015年の9月の養蜂日記

西洋蜜蜂 強い味方と内検 2015年9月30日

本日の作業内容:内検、動画、写真撮影、見回り、巣箱作成

先日に続き本日も強い味方と一緒に一日内検などの作業を行いました。

私は今年で37歳になりましたが、先月縁あって結婚できました。私の奥さんは蜜蜂に興味を持ち、一緒に仕事を手伝ってくれる非常に強い味方です!!


↑見回りを行う私の奥さん。

私が内検中にスズメバチの見回りを行ってくれたり、群の状況の記録をつける作業を行ってくれたりします。

『(黄色)スズメバチに誘拐されかけていた蜜蜂の奪還に成功しました!』と嬉しそうに笑う彼女を見ているとこの気持ちを幸せというのだろうなぁとふと思いました。

ずっと一人で作業をやって来たので二人での作業はとても楽しいでし、奥さんと一緒に養蜂ができる日が来るなんて夢のようです。

手伝ってもらえるおかげで内検のペースも上がり今日は60箱できました。ダニの被害を重点的に確認し、寄生が疑われる群は粉砂糖法を行いました。


↑羽化不全が起きていないか、羽の縮れた働き蜂はいないかなどをしっかりと確認!

↓寄生が疑われる群は粉砂糖法で寄生率を確認


今日は4箱検査しましたが、規制率は安全値でした。

ダニの薬は蜜蜂にも影響を与えます。特に免疫系に悪影響を及ぼしてしまいます。健康な蜜蜂を育てるためにできる限り薬の使用量や使用期間が短くなるように心がけています。

内検を終えた後に巣箱の作成を行いました。いよいよ明日販売です!


↑明日販売開始の山田くんの巣箱
詳細は明日発表致します。

西洋蜜蜂 強風の中での内検 2015年9月29日

本日の作業内容:群の状況を把握するための内検、給餌、動画の撮影

本日は山田くんの巣箱の解説DVDのための動画の撮影を行いました。山田くんの巣箱は10月1日に販売を開始します。詳細はメールマガジンでお伝えいたしますのでご興味ある方はメールマガジンにご登録下さいませ。

午前中に撮影を終え、昼からは来春販売する種蜂の状況を把握するための内検を行いました。巣碑枠の枚数、ダニの状況、貯蜜量、女王蜂の年齢などを確認しました。

風が強く蜜蜂の機嫌が悪く、また新聞紙や屋根が飛んで行ってしまうなど非常に作業が行いにくかったです。


↑強風に大きく揺れるニセアカシア


↑内検を終えた蜂場の様子。新聞紙や屋根が散らかっています(汗)

2015年生まれの女王蜂入りの種蜂は70箱限定で販売いたします。ご予約は12月10日から開始いたしますので今しばらくお待ち下さい。

西洋蜜蜂 引越し 2015年9月28日

本日の作業内容:巣箱の交換、給餌

先日残念なお知らせが届きました。山田くんの巣箱の意匠が登録できないという拒絶通知が届いたのです。

山田くんの巣箱は昨年実用新案を取得できたので、今年になり意匠登録の申請をしましたが、実用新案がアダになりました。

簡単にいうと意匠の申請は実用新案と同時に行うか、実用新案の前に行う必要があったのです。自分の実用新案が公になっているので、公になった物の意匠は取れないとのことです。

自分が考案した物の意匠が取れないことに納得できませんが、法律で決まっているのでしかたありません。

すっかり意気消沈してしまいましたが、本日も多くの作業が待っています。休むわけにはいきません。

外気温が下がり始めたので本日は巣箱のサイズを調整する作業を行いました。

健康に蜜蜂を育てるために大切なのが巣箱内部の温度です。子育てに最適な巣碑枠の温度は35度です。35度よりも高くても低くても子育てに影響が出てしまいます。

巣碑枠の温度を保ちやすくするために重要なのが巣箱のサイズです。
10枚箱を使っていて巣碑枠の枚数が6枚(給餌器を使っているので6枚です)以下になったら巣箱を小さいサイズに変更し巣碑枠の温度を保ち安くします。


↑交換した巣箱の様子。
向かって右の10枚箱から7枚箱へと交換しました。

西洋蜜蜂 セイダカアワダチソウ 2015年9月27日

本日の作業内容:ダニの検査、給餌、見回り

セイダカアワダチソウが開花し始めました。セイダカアワダチソウは流蜜が太いため群生する地域では産卵圏を圧迫してしまいます。産卵圏が圧迫されると女王蜂が産卵できなくなり働き蜂の数が増えないため越冬が厳しくなります。


↓蜂場で咲くセイダカアワダチソウの様子



ダニの寄生の検査をしながら、産卵圏の圧迫がおきていないかを確認して回りました。


イタリアンは産卵圏の圧迫が起きやすいのですが、カーニオランは産卵圏圧迫はおきにくく、巣を盛ってくれるという違いがあります。


↓巣箱の蓋の裏に無駄巣を作ったカーニオラン



今日でダニの寄生の確認は終わりました。ダニの寄生が酷い群には薬を投与しました。

西洋蜜蜂 庭ナナカマド 2015年9月16日

本日の作業内容 見回り、給餌、蜜源植物を植える、巣箱の作成

先日朝8時に見回りをしたのですが、既に襲撃が始まっていて巣碑枠1枚分の蜂が死んでいました。そこで今日からは朝の7時から見回りを開始することにしました。

午前中は見回りと給餌を行いました。温度が下がり女王蜂の産卵が活発になり始めたため巣箱にどんどん花粉が運ばれています。先月末に襲撃を受けた群がやっと回復し始め、無駄巣を作っていたので巣碑枠を1枚追加し、砂糖水を与えました。一安心です。

昼からは雨の予報だったので、始めに庭ナナカマドを蜂場に植える作業を行い次に巣箱を作成しました。巣箱は9月22日から販売の予定でしたが9月末になりそうです。


西洋蜜蜂 オスダニトラップ法 2015年9月12日

本日の作業内容 見回り、ダニの検査

前回のダニの寄生率の検査時に安全値ギリギリだった群を再度検査したところ、危険値になっていたのでオスダニトラップ法を実地しました。

ダニは羽化までの日数が長く、体が大きオスを好み寄生する習性があり、その習性を利用してダニを駆除するのがオスダニトラップ法です。オスには可哀想ですが犠牲になってもらいます。

近年薬の乱用などで薬への耐性を持つダニが現れ、薬だけでは十分な駆除ができなくなりつつあります。そのため私はオスダニトラップ法、粉砂糖法、薬の投与、以上の3つを組み合わせダニの駆除をしています。

オスダニトラップ法では、オス房の蓋をカッターで切り取りオスの蜂児ごとダニを駆除します。


↑今回取り出したオスの蜂児。小豆色の小さい点は全てダニ。

ダニの数があまりに多いので巣碑枠ごと処分しました。後日薬を投与します。
この時期はダニの被害が拡大しやすいので粉砂糖によるこまめな検査は欠かせません。

西洋蜜蜂 二匹の女王蜂 2015年9月11日

本日の作業内容 見回り、給餌 


給餌のため内検をしているとある巣箱で初めて見る異常?を発見しました。


↑初めて見る光景に思わず巣碑枠を凝視!!

どんな異常かというと1つの巣箱に2匹の女王蜂(二匹とも交尾済み)が見つかったのです。

希に旧王と新王が同居していることがると聞いていましたが目にするのは初めてです。


↑1匹目の女王蜂

↓2匹目の女王蜂


未交尾の女王蜂が2匹いることはあります。そういう場合はどちらかが働き蜂に噛まれていて慌ただしく動き回ったり、出会った瞬間に殺し合いを始めるなどしてしまいます。

今回は働き蜂に追われることもなく、産卵も行われていて群は非常に健康です。

今後どうなるのか楽しみです。

西洋蜜蜂 大スズメバチ 返り討ち 2015年9月10日

今日の作業内容 給餌、動画撮影、見回り

雨が止み久しぶりの晴天で蜜蜂も気持ちよさそうに飛んでいます。


↑元気に飛び回る蜜蜂の様子

雨が止んだから大スズメバチに気を付けないと思い見回りを強化していましたが1箱大ダメージを受けてしまいました。朝7時の時点では何も起きていなかったのですが、7時半に見回ると大スズメバチに襲撃され茶碗いっぱい分の蜜蜂が殺されていました。全ての大スズメバチをタモで殺しました。

オオスズメバを退治した後、給餌を行いました。

この時期から女王蜂の産卵が活発になるため多くの花粉が必要になりますが、十分な花粉をまかなえる程の蜜源が無いので給餌は必須です。

給餌をして歩いていると巣門の前で球になっている蜜蜂を発見しました。

↓巣門の前で球になる蜜蜂の様子。


何が起きているのかとタモのえを使って球を触って見ると中から死んだ大スズメバチが出てきました!!襲撃に来た大スズメバチが返り討ちにあったのです。


↑蜜蜂に返り討ちにあった大スズメバチの様子

蜜蜂が返り討ちにできる大スズメバチはわずかで、やられるケースの方が多いです。

大スズメバチとの戦いは11月末まで続きます。まだまだ油断できません。
明日も給餌と見回り、動画撮影を行います。

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