2022年1月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 蜜蜂と暮らして幸せになろうをコンセプトに私は蜜蜂の育成及び販売を行っています。山田くんの養蜂日記では、蜜蜂の育成の様子、蜜蜂の状態、蜜源植物の開花の様子などを紹介します。蜜蜂の生態の不思議さや面白さ、素晴らしさ、蜜蜂が教えてくれる四季の移ろい、自然の美しさなどもお伝えできればと思っています。春の種蜂ご注文受付中です。

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セイヨウミツバチ 滑走路 22年1月31日

【主な作業:見回り、滑走路作成】

本日は滑走路の作成。


↑完成した滑走路。

これで巣箱作りは全て終了です。あっと言う間に1月も終わりです。2月に入れば給餌が開始となります。捕殺器の作成や蜂場の蜜源植物の手入れなどやりたいことはまだまだあります。時間を大切に全力で頑張ります。


西洋蜜蜂 給・餌!! 22年1月24日

【主な作業:見回り、給餌】

Time is Money! 気温気候に左右される養蜂ではまさに時は金なりです。気温は上がりましたが風が強い。でも、そこまで強くはない!よし給餌決行。



↑どきどきわくわく。蓋を開ける時はいつも緊張します。


↑新聞紙を少しだけずらして砂糖水を与えます。巣箱内部の温度低下を最小限にするためスピードが命です。


↑状態が気になる群は新聞紙をめくって様子を確認。どの群もがっちり蜂球を作り生きていました。

給餌が必要な群全てに砂糖水を与えられました。餓死は無しで一安心です。今日から3日程は気温が高いのでその間に食べ切って欲しいです。

西洋ミツバチ 巣箱の修理 22年1月23日

【主な作業:巣箱修理】

寒い、内臓が冷えるのを感じるほど寒い。そんな寒い中、暖房なし、仲間と協力して熱を作り命がけで頑張っている蜜蜂。いつもお腹が空いていないか気になります。数日前までは今日は気温が上がる予報だったので、砂糖水を用意し給餌する予定でしたが、曇り&極寒(T_T)予定変更巣箱の修理です。


↑修理が必要な巣箱。ゲタが腐っている。底板とゲタが腐っているなど巣箱によって状態はバラバラです。


↑底板と横板が腐った巣箱。こういう巣箱は修理が大変なので諦めます。


↑ゲタが腐り釘が露出しています。これはもっとも簡単です。釘を抜いてゲタを新しくします。


↑修理を終えた巣箱。


↑ゲタと一緒に底板も腐った巣箱。少し大変です。腐っている部分の底板を切り取り交換します。


↑修理が終わるとこんな感じです。元に戻すのもよいのですが、滑走部分が短く感じていたので1cm延長しました。

セイヨウミツバチ 分割板作成 22年1月21日

【主な作業:見回り、分割板作成】

本日は分割板作り。分割板は春先に群を圧縮する時などに使用します。


↑今回は100個作ります。


↑分割板は3種類、計6個の部品から構成されています。エアータッカーで簡単に組み上げられます。

分割板を作るのは初めてです。部品の配置を確認。3層になるのでジグが無いととても組み立てにくいことが判明。見回りのついでにホームセンターでジグの部品を切り出してもらうことにしました。

ということで見回り。



↑風が強く雪がちらつく寒い日でした。電圧を測ると不安定。流れたり、止まったり。何度見回っても原因が分かりません。こんな時は、ユニットの電源を入れ耳を澄ませます。


↑パッチン、パッチン。音がする所を発見。以前断線し結んで修理した所のワイヤーが地面に触れていました。ワイヤーを処理し電圧確認。正常に戻りました。

見回りの後、ホームセンターでジグの部品を切り出しました。


↑完成したジグ。


↑ジグの仕上がり具合を確認するため1つ組み立ててみました。とっても綺麗です。しかし、タッカーが長すぎたようで後ろに0.5mm程出てしまっています(涙)16mmで前後から打つ必要があります。

今日は分割板の作成という新しい経験ができました。色々なことを経験できるもは養蜂の醍醐味の一つです。

西洋蜜蜂 巣箱作り完了 22年1月20日

【主な作業:巣箱作り】

本日巣箱作りが完了しました。


↑仕上がり具合を確認し、この巣箱を使われる方とこの巣箱に住む蜜蜂が繁栄できますようにと願いを込めながら焼印を押します。


↑底板と胴体の様子。こんな感じで簡単に外れるので底の掃除はとっても楽です。


↑楽に積めるようにハカマはしゃくってあります。しゃくりがないと積む時にとっても大変です。


↑仕上がった7枚箱の様子。こだわりいっぱいの巣箱を美しく作ることができました。

巣箱作りが終わったのでこれからは分割板の作成と巣箱の修理に取り掛かります。

西洋ミツバチ 大雪 雪かき 22年1月14日

【主な作業:雪かき、巣箱作り】

予想に反して銀世界。朝起きてカーテンを開けてビックリしました。


↑今年は雪が多い。


↑以前支柱をしたメディカルティーツリー。折れたかもと心配でしたが無事でした。ティーツーなど成長速度が速い植物は剪定をすると、幹が太くなり倒れにくくなるようです。今まで剪定したことが無いので今年は剪定に挑戦します。

昼までは雪の予報。昼までは巣箱を作りました。


↑胴体は残り30個程になりました。ゴールまで後少し。

昼からは、電気柵のワイヤーを雪から出す作業と巣箱の屋根の上の雪を降ろす作業を行いました。


↑今回は風が強い中で雪が降ったので巣門前に雪が積もっていました。巣門が雪で塞がると喚起不足で全滅する恐れがあります。

セイヨウミツバチ 巣箱作り 胴体 22年1月13日

【主な作業:巣箱作り】

冬の嵐到来!!強風に雪が混じり物凄く寒い1日でした。


↑本日の蜂場。この寒い中ミツバチは仲間と協力して熱を作り凍死から身を守っています。

本日は胴体作り。ミツバチが動き出すまでにやりたい準備は沢山あるので、早く巣箱を作ってしまいたいのですが、焦りは禁物です。焦ると木目や材質を見誤り、木材が割れてしまうからです。


↑ビスだと割れると判断した場合は、釘を打ちます。ビスは頭が太いので、頭をねじ込んだ瞬間に割れることがあります。割れる直前に音がするので、常に音を気にしながらビス打ちしています。


↑ビスをねじ込み過ぎないように、ほんの少し頭が出る所で止めて


↑後はドライバーで仕上げます。最後は指で触って仕上がり具合を確認します。


↑完成した胴体。明日も胴体作りです。

西洋ミツバチ 貯蜜確認  22年1月12日

【主な作業:巣箱作り、貯蜜確認】

雪が美しい。貯蜜確認で訪れた蜂場で、雪が降る美しさに思わず足が止まりました。自然の美しさに触れるのも養蜂の醍醐味の一つです。



本日は貯蜜確認。巣箱の重さから貯蜜量を推測。直に給餌が必要な群はありませんでしたが、注意が必要な群が数群。天候回復次第給餌です。

確認作業中に寒さで巣箱に帰ることができず、死んでいる蜜蜂を多数見かけました。


↑花粉を付けて死んでいる蜜蜂。最後の最後まで頑張ってくれました。本当にありがとう。

西洋蜜蜂 巣箱作り 胴体 22年1月11日

【主な作業:巣箱作り】

本日からしばらくの間は天候が悪いようです。その間に巣箱作りを進め、天候が回復したら生存確認に集中できるようにしたいと考えています。

本日から胴体作り。



↑元となる箱を作ってから


↑ハチマキ、ハカマなどを取り付けると胴体が完成します

セイヨウミツバチ 生存確認 22年1月10日

【主な作業:巣箱作り、生存確認】

本日は気温が高かったので生存確認を行いました。ダニの駆除に失敗している場合、大半はこの時期までに全滅してしまいます。そろそろ産卵が再開される頃なので生存確認を行いました。

本日の蜜蜂の様子。


↑生存確認で元気な姿を確認できました。全群全て無事でした。明日から気温が下がるようなのでしばらくの間生存確認はできませんが、気温が上がり次第再開します。

西洋ミツバチ 金網取り付け 22年1月9日

【主な作業:巣箱作り、見回り】

本日の作業は巣箱作りと見回り

●巣箱作り
 現在は山田くんの巣箱7枚タイプを作っています。蓋、底板が終わり胴体作りに入りました。


↑今日は輸送用換気窓に金網を取り付けました。

●見回り
 昨日修理したテスターは正常に動作しています。本日は正午頃気温が高かったので活発に飛び回っていました。


↑活発に飛び回る蜜蜂。

状態が気になる群を数箱開けてみました。


↑蓋を開けて姿が見えるまではドキドキです。この群はとても元気だったので一安心です。女王蜂の産卵が停止するタイミングは様々で、蜂量が大きく減っている群もあります。

明日も気温が高いようです。そろそろ産卵が再開される頃なので、近日中に貯蜜量の確認を行います。

西洋蜜蜂 底板 テスター修理 22年1月7日

【主な作業:見回り、底板作り】

低温で風が強いため本日の蜂場は静かでした。


↑今日は巣箱の中で待機のようです。

本日は底板を作りました。


↑底板は、2枚の底板をトタンで繋いでゲタに打ち付けます。

美しさは細部に宿る。とにかく美しく仕上げることを心がけています。美しく仕上げることは蜜蜂を守ることにもなります。

釘はエアーの釘打ち機で打ち付けます。釘はめり込み過ぎないように、空気圧を調整し1mm程浮くようにしハンマーで叩いて仕上げています。


↑理想は1mm手前ですが、材質によっては打ち込み具合が異なるため思い通りには行きません。


↑釘の打ち込み具合は指で確認。飛び出ていると蜜蜂を傷つける恐れがあるので、絶対飛び出ないように気をつけています。


↑完成した底板。


↑これで蓋と底板が完成しました。後は胴体のみです。

巣箱作りの後に電気柵の電圧を測るテスターの修理をしました。昨日電圧を測るときになぜか感電。気のせいかと思い再度測ると再度感電。え?よく見るとテスターの配線の一部がむき出しになっているではありませんか。


↑むき出しになった線に触れて感電したようです。

テスターは毎日必ず使う非常に重要なアイテム。ということで修理しました。


↑配線を一度外しハンダ付けし直しました。明日通電テストです。

セイヨウミツバチ 蓋作り 22年1月6日

【主な作業:見回り、蓋作り】 

風が強い1日でした。正午頃は気温が上がり、耐寒性の強い群は飛び回っていました。


↑巣門から顔を出す蜜蜂。

本日は蓋作り。


↑枠に天板をビスで取り付けます。天板は2枚で水漏れを防ぐため間にトタンを入れます。


↑向かって右が完成した蓋。コツコツ頑張ります。

西洋ミツバチ メディカルティーツリー 22年1月4日

【主な作業:蓋作り、蜜源植物手入れ】

巣箱の蓋の枠を作った後に、先日の雪で一部が裂けてしまったメディカルティーツリーの手入れを行いました。


↑裂けた部分は支柱を添えて麻紐でぐるぐる巻きにしました。


↑メディカルティーツリーは成長が早く、幹が細まま背が高くなるので支柱は必須です。支柱をしていましたが、やり方が悪く傾いてしまったのでやり直しました。


↑1本成長が遅れているメディカルティーツリー。原因を探すために根を確認すると少し根が出ています。支柱がいい加減な上に根が出ていては上手く成長してくれません。他の蜜源植物も寒肥えを与えながら、根の様子を確認します。

西洋蜜蜂 見回り 巣門に気をつける 22年1月3日

【主な作業:見回り、蓋作り】

本日は蓋作り(枠の部分)と見回りと行いました。

●蓋作り


↑ジグを使い釘を打つための下穴を開けます。


↑完成した枠。これに30mmのビスで天板を取り付けると蓋が完成します。

●見回り

本日の日当たりの悪い蜂場の様子。雪解けが進んでいません。


↑冬は半日しか日が当たらないため1度雪が降ると中々解けてくれません。もっと日当たりのよい場所で飼育してあげたいです。

見回りの手順はいつもと同じです。蜂場全体の様子を確認→電圧の確認→巣門の前の様子を確認といった流れです。急激な気温の低下などで巣門にある程度の死骸が捨てられることがありますが、数が異常に多い(100匹以上)や連日しに続ける場合は、ダニが疑われます。


↑本日の巣門の様子。秋にダニの被害を受けた群。ダニの駆除が上手くできたようでほとんど死骸もなく綺麗です。見回りの結果、1群で20匹程の死骸が見つかりました。ダニなのか温度の急激な変化なのか判断できないので、しっかりと観察して行きます。

西洋ミツバチ 明けましておめでとうございます。見回り 22年1月1日

【主な作業:見回り】


明けましておめでとうございます。寒い日々が続いていますが、日1日と時間は進んでいます。暖かい春は必ずやって来ます。今年も1年間全力で頑張りますのでよろしくお願いします。


↑膨らみ始めたシロモジの花芽。今年はどんな年になるでしょうか?あなたの1年がよい年になるように心から願っています。

本日は雪から電気柵のワイヤーを掘り出す作業を行いました。


↑昨日よりは雪が溶け一番下の段のワイヤーだけが雪に埋もれていました。


↑作業中ふと顔を上げると、雪の上には足跡。普段気が付かないだけで、多くの動物と共存しているだなぁと感じました。


↑作業は比較的短時間で終えることが出来ました。電気柵ユニットの電源をONにして電圧をチェック。電圧正常を確認して作業は終了です。

大雪のピークは超えたようですが、明日はかなり冷え込むようです。先日の大雪で数本の蜜源植物が傾いたり折れたりしてしまいました。

↑傾いてしまったエゴ。寒さが落ち着いたら蜜源植物の手入れを行います。

1月の飼育のポイント

キーワード準備
気温が低い1月の間、蜜蜂は蜂球を作り寒さに耐えているため、基本的に蓋を開けて内検を行うことはありません。1月の主な作業は1年間の準備です。準備に関して詳しく説明します。

山田くんの養蜂講座 第37章 準備・・・詳細はこちら
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