山田くんの種蜂

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山田くんの巣箱

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2017年11月の山田くんの養蜂日記

西洋蜜蜂 巣箱内部の寒さ対策 2017年11月28日

作業内容:巣箱作成、内検


今日も気温が高く蜜蜂は活発に飛び回っていました。


↑活発に飛び回る蜜蜂の様子。捕殺器を外したのでストレスフリーで外出できます。

昨日外した捕殺器を回収してから作業開始です。


今日は巣箱内部へ寒さ対策を行いました。寒さ対策は色々あります。私は空いたスペースに新聞紙を詰めるだけの簡単な対策です。


↑寒さ対策を施した巣箱内部の様子。巣碑枠を巣箱中央に移動し、空いたスペースに藁などを詰めるなどの対策もあります。

寒さ対策で重要なのは保温性を上げることと、湿気から蜜蜂を守ることです。冬は結露が発生しやすく、巣箱内部が湿気り蜜蜂がダメージを被る場合があります。新聞紙は湿気をよく吸ってくれます。


2階建てで越冬する群も対策は同じです。


↑1階部分の様子。空いたスペースに新聞紙を詰めます。


↑2階部分の様子。新聞紙を詰め、保温性を上げるとともに湿気から蜜蜂を守ります。

一番内側の巣碑枠の両面に働き蜂がいる場合は、蜜枠を追加してから対策を施します。


↑一番内側の巣碑枠の両面に働き蜂がいるので、蜜枠を1枚追加します。


↑蜜枠を1枚追加する。保温性が上がり、また貯蜜量が増える。


↑蜜枠を1枚追加した巣箱内部の様子。空いたスペースに新聞紙を詰めて作業は終わりです。

以上が今日の作業です。明日も同じ作業を予定しています。

西洋ミツバチ 給餌 2017年11月27日

作業内容:給餌、巣箱作成

あっとうい間に11月下旬です。紅葉が見頃を迎えています。


↑蜂場の近くの山の様子。秋の山の色を見れば、蜜源が豊かどうかある程度判断できます。

今日から3日間程は天気がよく、例年並の気温に戻ると予報が出ていたので、全群の貯蜜量の確認と捕殺器を取り外す作業を行いました。


↑気温が上がり始めるとミツバチは活発に行動し、久しぶりに蜂場が羽音で満たされました。

作業の流れは、巣箱の重さから貯蜜量の確認→必要なら給餌→捕殺器の撤去です。


↑捕殺器を外した巣門の様子。ダニの駆除を行った群はダニの死骸が溜まっていたので綺麗に掃除しました。


長雨と低温の影響を心配していましたが、大きな影響はなく、全群で砂糖水55Lで済みました。


↑作業を終えた蜂場の様子。取り外した捕殺器は巣箱の上に仮置きし後日回収します。

外での作業を終えた後は、巣箱作りです。今日から3日間は蓋の枠を組み立てる作業です。

西洋蜜蜂 冬囲い 2017年11月22日

作業内容:巣箱作成、冬囲い

今日はお昼までは巣箱作りと冬囲い作業、昼からは蜂場見学にお越し頂きました。

まずは、冬囲いの作業の流れを紹介します。

●巣箱の重さから貯蜜量を確認。
 給餌は蜜蜂を刺激するため、越冬中は給餌しないでいいようにすることが重要です。

●巣箱の蓋を開け働き蜂の量、様子を確認。


↑生育が順調な群の巣箱を開けた時の様子。


↑巣碑枠の上部までびっしり蜂が居ます。


●保温対策
 空いているスペースに新聞紙を詰め、保温性を高めます。


↑保温対策を施した後の巣箱内部の様子。新聞紙は可能な限りこまめに交換し、湿気から蜜蜂を守ります。


●新聞紙の交換

●断熱材の装着


↑作業を終えた蜂場の様子。2階建ての巣箱は後日1階部分にも断熱材を取り付けます。

以上が作業の流れです。

昼からの蜂場見学では、蜜蜂の生体、養蜂を始めるにあたっての注意点などを説明させて頂きました。この時期は巣箱を開けるのは難しいですが、説明は充分できます。お気軽に遊びに来て下さい。蜂場見学は基本無料です!!

西洋蜜蜂 出張メンテナンス 2017年11月9日

作業内容:出張メンテナンス、巣箱部品納品

本日は加山興業様に出張メンテナンスに伺い、越冬の準備の行い方をお伝えさせて頂きました。


↑オオスズメバチの被害が多発したため、対策としてオリジナルのオオスズメバチ避けネットを作られました。


↑ご購入頂いた新王群は10枚満群で越冬に入ります。よい蜂をお届けできたのでよかったです。

作業内容は、貯蜜状況の確認、産卵状況の確認、ダニの駆除状況の確認、巣箱のサイズ調整、などを行いました。


↑作業途中の様子。ダニの被害から立ち直り始めた群。女王蜂の産卵状況は非常によく、貯蜜量も充分です。蜜枠を1枚追加し、7枚箱へと巣箱を交換しました。


↑7枚箱に変更した後の様子。飼育されている全ての群が越冬できそうなのでよかったです。

メンテナンスを終えた後は、巣箱の部品を納品して頂きました。


↑納品された巣箱の部品。今回は10枚箱の部品です。毎年10枚箱の方が作成数が少ないので、10枚箱の部品から納品して貰いました。


↑納品して頂い部品は作業工程順になるように場所を変更。


↑まずは巣碑枠の受けを取り付ける作業を行うので準備をして今日は終了です。

西洋ミツバチ 金網取り付け 2017年11月7日

作業内容:見回り、巣箱作成

今日の作業は見回りと巣箱の作成です。


↑オオスズメバチがまだ粘着シートにかかります。今年はオオスズメバチの活動期間が長いようです。捕殺器の撤去はまだまだ先になりそうです。

↓先ほどの粘着シートの11月2日時の様子。


巣箱の作成は、金網を取り付ける工程を行いました。今年から導入したエアータッカー!!とにかく便利。


↑新しい相棒のエアータッカー。安全装置が無いので非常に危ないですが、手動のタッカーの3倍程の速さで作業が出来ます。


↑金網を取り付けた板の様子。200枚全てを取り付けられました。

作業後は畑の手入れです。タイムが植えてある畑の草を引き、透明マルチを貼りました。

西洋蜜蜂 越冬に必要な3条件 2017年11月6日

作業内容;見回り、給餌など

今日も越冬に必要な3つの条件の内、2つを満たすための作業を行いました。

作業を行った蜂場は山のすぐ横です。作業を開始してしばらくすると、コーン、コーンという金属音に気が付きました。

音は山の方からします。人がいる気配はありません。もしかしたら罠に動物が掛かったのかもと思いました。

熊だったら非常に危ないのでどうしようかしばらく悩みましたがそのままには出来ないので、携帯電話を握り締めゆっくり音がする方へ近づいて行くと、檻が見えました。


↑笹の間に見える檻。

中にいるのは何だ?よく見えない。息を殺し、静かにさらに近づくと、中の動物はこちらの気配を察知して急に暴れだしました。長い足、鹿です!!熊でなくてよかった(T_T)


↑罠にかかった鹿の様子。市役所に電話しすると1時間程で罠を仕掛けた方がみえ、鹿は夕方に回収されました。

話を戻します。越冬に必要な3つの条件とは

条件①働き蜂の数

条件②充分な貯蜜量

条件③健康な働き蜂

以上です。

越冬が上手く行かない方は、この3つの条件を満たせているか確認して下さい。条件を満たすための作業を行える時間は残り少ないです!!

条件①働き蜂の数は10月中に巣碑枠や働き蜂の移動を行い満たしています。

現在は、まだ満たせていない条件②充分な貯蜜量を満たすために、給餌や蜜枠との差し替えを行い、


↑差し替えで巣箱から取り出した貯蜜量が少ない巣碑枠の様子。


↑差し替えで巣箱に入れた蜜枠。貯蜜量が不足している蜜枠と充分な貯蜜量の蜜枠と交換してから給餌を行うことで効率よく貯蜜量を増やせます。

条件③健康な働き蜂を満たすためダニの駆除作業(薬の位置や薬が効いているかなどの確認)を行っています。

作業は順調に進んでいて11月下旬までには3つの条件を満たすことができそうです。3つの条件を見たし、気温が12度を下回るようになったら断熱材を取り付けます。


↑盗蜜にあった群の女王蜂。何とか立ち直りました。


↑2階建てで越冬を迎える群の様子。十分な働き蜂が居ます。


↑2階建てで越冬する群の1階の様子。この群は7枚箱で上5枚、下5枚で越冬を迎えます。

外での作業は以上です。最後に金網の加工を行い作業は終了です。

不定期開催お便りコーナー!!
Q:イタリアンを飼育していますが毎年越冬に失敗します。カーニオランの方が越冬しやすでしょうか?

A:一概には言えません。カーニオランでも越冬の3つの条件を満たせなければ越冬できません。蜜蜂の種類の前に条件を満たしているか確認して下さい。イタリアンでもー5度までは耐えます。

西洋蜜蜂 給餌 2017年11月5日

作業内容:見回り、給餌

今日の主な作業は給餌と薬の位置の変更です。


↑薬の位置を変更した後の様子。薬(アピスタン、アピバール)を効率よく蜜蜂に触れさせるため位置は定期的に変更します。位置を変更しないと巣碑枠が薬の形に多く凹んでしまう場合があります。※アピバールは硬い上に表面積が大きので変形しやすいです。

作業を終えた後はカラミンサを植えました。


↑畑に植えたカラミンサ。マルチでしっかりと草対策を施しました。


↑カラミンサは2種類を交互に植えました。

不定期開催お便りコナー!!
Q:砂糖水は蜜蜂のお腹が空いている時に与えると聞いていますが、どのような状態がお腹が減っているのでしょうか?

A:下記写真がお腹が空いている状態です。


↑貯蜜部分に頭を突っ込んでる時は、基本的にお腹が減っています。

西洋蜜蜂 金網 加工 2017年11月4日

作業内容:見回り、金網加工

天気予報は快晴だったので雲行きが怪しいと思いながらも作業を開始。わずか30分で雨が降って来たので撤収し金網の加工を行いました。


↑加工した金網。今年は210箱作るので420枚金網が必要です。

西洋蜜蜂 出張メンテナンス 2017年11月3日

本日はお昼から出張メンテンスに行き、越冬の準備作業を行って来ました。

西洋蜜蜂 金網 網目が荒すぎる 2017年11月2日

作業内容;見回り、内検

本日も見回り、越冬の準備作業を行いました。越冬中は結露などで巣箱が非常に汚れるので、越冬前に汚れが激しい巣箱は綺麗な物へと交換します。


↑交換した巣箱の底の様子。ダニの死骸などで非常に汚れています。

7枚満群は給餌器が追加できないので10枚箱へと交換しました。


↑10枚箱へと交換した巣箱内部の様子。蜜枠1枚と給餌器を追加。

作業を終えた後は巣箱の作成です。先日切り終えた金網を取り付けようとした時に大変な事に気が付きました。


↑金網の目が荒い!!4.5mmもあります(T_T)。上が正しい網。下が間違えた網。

金網のコストを抑えるため通販で購入したのですが、金網を頼んだ会社のホームページにはピッチ、目開き、線径など見慣れない用語が並んでいたので注文時に不安がありました。


不安的中!!300枚以上切った後に気がつくとは不覚。加工時にいつもより硬いなと違和感がありました。※線径がいつもより太かったの原因です。

慌ててホームセンターに直行し金網を買い直しました。在庫があったのでよかったです。

慣れない事をやる時は慎重に!!不安が消えない場合は行動しない!!いい勉強になりました。1から切り直しです。

西洋蜜蜂 越冬の準備作業 2017年11月1日

作業内容:見回り、給餌

11月になりました。今年も後わずかです。今日は蜂場内の蜜源植物の様子の観察から作業開始です。


↑レッドクローバーの芽の様子。クローバーは発芽率がよいです。


↑お茶の木には蜜蜂、黄色スズメバチ、オオスズメバチと沢山の昆虫が集まっています。


↑サルビアを訪れる蜜蜂。秋の重要な蜜源。


↑ボリジの芽。秋に種を巻いた方が株が大きくなり沢山の花が咲くようです。


↑カリステモンに訪れる蜜蜂。3回目の開花です。重要な戦力。もっと増やさねば!!

今日も越冬の準備として、給餌(砂糖水)、巣門の幅の調整、浮いた巣碑枠の回収、蜜枠との差し替え、ダニの薬の位置の変更などを行いました。

台風の影響などでまだ給餌が必要な群はありますが、大分越冬の準備が整って来ました。

今年もどうやら昨年同様セイタカアワダチソウが流蜜しなかったようです。流蜜がなかったからでしょうか、給餌で充分な貯蜜量になっても盗蜜傾向は収まりません。


↑巣門の前は盗蜜しようとする働き蜂と、巣を守ろうとする働き蜂でバタバタしています。※写真を撮影した後、巣門の幅を3cm程の縮めました。



弱群は巣門の幅を最小限に調整し、給餌は夕方に少量ずつ行うなど、いつも以上に慎重に作業をしています。

ダニの薬を投与してから1ヶ月が経過しました。数箱ですが薬の効きが悪いです。まだダニを背負った働き蜂が居ます。このままでは安全値まで寄生率が下がりそうにないのでチモールを投入しました。

今日の作業は以上です。作業が終わった後は上白糖を300kgをスーパーに取りに行き、砂糖水を40kg作りました。

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