2016年の4月の山田くんの養蜂日記
西洋蜜蜂 カーニオラン育成 2016年4月27日
作業内容:割り出し
昨年植えたバラが開花し蜜蜂が訪れています。
↑開花した原種に近いバラ。花びらが大きくとても綺麗です。原種に近い方が病気に強いそうです。
今日はカーニオランを育成するための群を用意(割り出し)しました。19日と20日に移虫作業を行い約30個王台ができました。
↑カーニオランの王台の様子。昨年よりも健康な王様を育てるため移虫後の栄養に気をつけました。
↑用意した群の様子。3枚群で割り出しを行いまいました。割り出した群には29日と30日の2回に分けて王台を移します。順調に行けば5月末にお届けできます。
西洋蜜蜂 産卵不調で全滅 2016年4月26日
作業内容:内検
クリムゾンクローバーが満開です。クリムゾンクローバーは本来は多年草ですが日本の梅雨が苦手で枯れてしまうので1年草扱いです。こぼれ種でどんどん増えて行きます。
今日は朝一で産卵不調で全滅した群の巣碑枠の廃棄作業を行いました。生き物なので100%上手く行くことはありません。ダニ、スズメバチ、病気、交尾不良など原因は様々ですが全滅することは多々あります。
↑巣碑枠の廃棄の様子。病気になった群の巣碑枠や巣箱は廃棄するのが一番です。
西洋蜜蜂 出張メンテナンス 2016年4月25日
作業内容:出張メンテナンス
今日は出張メンテナンスに出かけました。
ご依頼の内容は、10枚充群になったから割り出しの行い方を教えて欲しいです。
現場に到着し状況を確認すると何と昨日分蜂してしまったとのことです。無事回収出来たと聞き一安心しました。作業内容を変更し、回収した群の内検と残った群の分割作業を行いました。
↑作業の様子。
作業の結果、1箱が3箱に増えました。後は女王蜂が誕生し無事交尾飛行から帰ってくれるのを祈っています。
西洋蜜蜂 カーニオランに振り回される 2016年4月24日
作業内容:内検
カーニオランが分蜂しました。昨日内検をした群が分蜂をしたので、何ていい加減な内検をしたのだと落ち込みました。
しかし、内検すると分蜂が起きるような王台は見当たりません。昨日の内検で先の閉じた王台はしっかりと取り除けていましたが、分蜂熱が解消されず分蜂してしまったようです。
カーニオランはイタリアンと違い分蜂熱が生じると割り出しを行わない限り、分蜂熱が解消されません。そのため分蜂性が強いとされています。
↓分蜂熱が生じた群の巣礎枠の様子。
↑巣礎枠には沢山の蜂が止まっていますが全く巣が盛られていません。このような状況になったら注意です。分蜂熱が生じています。
カーニオランを上手く飼育するには、高頻度(4~5日)の内検と分蜂熱が生じたら直ぐに割り出しを行うことが欠かせません。
これ以上カーニオランに振り回されないため、どんどん割り出して行きます。
西洋蜜蜂 越冬群出荷完了 ありがとうございました。2016年4月20日
作業内容:出荷、内検
ウコン桜(が満開です。
↑クリーム色でとても美しいです。
本日種蜂の越冬群の出荷が完了しました。沢山のご注文ありがとうございました。有難いことに今年も蜂の数が足りなかったので来春はもう少し数を増やします。
出荷が終わったので次は新王群の育成です。昨日と今日でカーニオラン系の移虫作業は終わっています。イタリアン系は順次割り出しを行っています。
出荷や悪天候の影響などで蜜蜂のペースに半歩追いつけていない状況です。出荷も終わったのでペースを上げて追いつきます。
↑分蜂未遂を起こしたカーニオラン系。カーニオラン系はイタリアン系よりも分蜂するまでの日数が早いです。分かっているのに追いつけない!管理体制の見直し改善が必要です。
西洋蜜蜂 アカシア蜜を求めて 2016年4月16日
作業内容:移動、内検
アカシア蜜を絞るため今日は蜜蜂の引越しを行いました。私は種蜂の育成が専門で採蜜は頼まれたお客様限定という感じで少量のみ行っています。
巣箱を設置する前に草刈を行い、それからブロックを設置しました。
↑設置したブロックの様子。蜜蜂が巣箱を間違えにくくするため間隔を広くし、横一直線ではなくWになるように設置しました。
↑巣箱を設置した様子。巣門を開けると勢いよく蜜蜂が飛び出して来ました。アカシアの開花は5月7日頃です。それまでに群が大きくなるように餌やりなどを頑張ります!!
西洋蜜蜂 新しい血の導入 2016年4月15日
作業内容:出荷、内検
作業の間にスノーインサマーなどを植えました。
↑植えたスノーインサマーの様子。まだまだスペースがあるので次は何を植えようかとワクワクしています。
今日は勉強のために購入した種蜂が届きました。今回は関東の養蜂家から購入しましたが購入を決めた最大の理由は輸送方法です。
この養蜂家さんはチルド便で種蜂の発送をしています。チルド便だと蒸殺の心配がないことと、取り扱いが丁寧だという理由からチルド便にしているそうです。
私はチルドだとチョーク病になる心配があるので通常の運送方法で行っていて、蒸殺を避けるため輸送時間を最短にするように努力するとともにお客様にも協力を求めています。
『チルド便だとどんな感じで種蜂が送られて来るのだろうか!見てみたい』ということで購入しました。よりよい蜜蜂を育てるためには色々な事を経験することが大事です。
↑ネットから取り出し設置した種蜂の様子。
届いた種蜂はかなりばたついていました。チルドなのでチョーク病が心配です。2~3日待って内検をします。どんな蜂が早く見てみたいです!!
西洋蜜蜂 エリカ満開 2016年4月14日
作業内容:内検、出荷
蜂場に植えて4年目?のエリカ・カスケードが満開になり多くの蜜蜂が訪れています。昨年までは開花すれど蜂が訪れることは無かったのですが今年から蜜を吹いてくれたのでしょうか?
↑満開のエリカ。椿の仲間です。椿よりもチャドクガが発生しにくいと言われています。あまり大きくならずまた育て易いのでお勧めです。蜂場の一角にエリカの生垣があります。
今日は出荷作業と内検です。
昨年は5月初旬に自然分蜂を起こさせてしまい数群失ってしまいました。日にちを逆算すると4月中旬の内検に甘さがあったことが分かったので、同じ過ちを繰り返さないようにと1箱1箱丁寧に王台の有無を確認し、そして割り出しに向け群の栄養状態をよくするために代用花粉を与えました。
記録をつけることは非常に重要です。
『物事をよくするためには改善が必要だけれど、改善するために測定(記録)が必要。測定があれば改善できる!測定がなければ改善はできない』私が大切にしている言葉です。
西洋蜜蜂 出張メンテナンス 2016年4月13日
作業内容:出張メンテナンス
今日は種蜂をご購入頂いた方を出張メンテナンスで伺いました。
↓敷地の一角に蜜蜂専用のスペースを作られとても蜜蜂を大切にされていたので感激しました。
専用スペースの中には花壇があり、ローズマリー、ミント、ブルーベリーなど様々な蜜源植物が植えてありました。
出張メンテナンスの内容は
・給餌器の設置の仕方
・内検のポイント、頻度
・蜂に刺されないためのポイント
・4月の飼育の目標
・継箱の乗せ方などです。
↑巣碑枠の取り扱い方のポイントを紹介する様子。
↑内検を実践して頂きながら細かいポイントを紹介させて頂きました。
本やネットではよく分からないことが多く不安があったけれど、来てもらったおかげで不安が解消できました!と喜んで頂けました。
お客様の笑顔が明日へのエネルギーになります!
西洋蜜蜂 土の搬入 2016年4月11日
作業内容:内検
例年よりも1週間程早く菊桃が満開となっていて多くの蜜蜂が訪れています。
↑真っ青な空に映える菊桃。
蜂場の一角に畑土を搬入してもらいました。
↑搬入した畑土の様子。時間を見つけては広げる作業を行っています。ここにスノーインサマーやブラシノキ、トウネズミモチなどを植える予定です。
今日は出荷がないので久しぶりにゆっくりと内検ができました。割り出しを5月の初旬に行う予定なのでそれまでに各群を最大限大きくすることと雄蜂の数を確保することが現在の目標です。
5月中旬~末に発送予定の種達も健康で元気いっぱいに育てますので楽しみにお待ち下さい。
西洋蜜蜂 スノーインサマー 2016年4月8日
作業内容:出荷、内検
今朝楽しみにしていたスノーインサマー(ティーツリーが届きました)。スノーインサマーはコンクリートを剥がした場所に畑土を入れてから植えます。
↑スノーインサマー。最終的には6m程になり6~7月に白い花を沢山咲かせます。
午前中は出荷作業です。出荷時には新品の巣箱に交換するため出荷後には使用済みの巣箱が沢山でます。使用済みの巣箱を洗うために一箇所の蜂場に集めました。
↑使用済みの巣箱の様子。洗浄、殺菌して新王群の育成に使います。
昼からは内検です。今の時期は5日に1度の頻度で内検が必要ですが、雨や出荷の作業に追われ7日ぶりの内検となってしまいました。
間隔が空きすぎため大きな無駄巣を作っている群が何群あり、一生懸命働いて作ったのに御免ねと思いながら取り除き、巣碑枠を追加しました。
↑巣箱の壁に作られた無駄巣。蜜がたっぷりと貯蔵され王わんもあります。
増勢が早い今年は、割り出し群やカーニオランは7箱箱での飼育、採蜜群は10枚箱での飼育としています。採蜜群に育成中の群が7枚箱いっぱいになったので巣箱の交換を行いました。
↑巣碑枠と働き蜂でいっぱいの巣箱内部の様子。このままにしておくと分蜂してしまいます。
↓10枚箱に変えた後の巣箱内部の様子。
明日も出荷と内検です。
西洋蜜蜂 雄蜂巣礎張り 2016年4月7日
作業内容:巣箱作り、巣礎張り
今日は雨のため出荷が行えません。ご迷惑をおかけしますがご了承ください。外での作業ができないので巣箱作りと優蜂巣礎張りを行いました。
雄蜂巣礎は非常に重要です。雄蜂巣礎には
・雄の数が確保できるので交尾不良になりにくい
・ダニの駆除に使える
・働き蜂の巣礎(巣碑枠)に雄蜂房が作られないので綺麗に保たれる。
などのメリットがあります。
西洋蜜蜂 出荷1 2016年4月5日
作業内容:出荷、内検
今年は非常に増勢が早く始まり継箱を積む作業を行いながらの出荷となっています。
↑継箱(胴体)を追加した様子。この時期は2階を作るというよりも1階を足すイメージです。そのため2階(胴体)の中は巣碑枠でいっぱいです。
↑2階(胴体)の温度を保ちやすくするため巣門は狭くしてあります。
↑出荷のための粉砂糖法によるダニの検査の様子。
↑産卵圏の巣碑枠の様子。増勢時期は一時的に蜜蜂の密度が薄くなります。
明日も出荷です!!
西洋蜜蜂 山田くんの巣箱 改善 2016年4月4日
作業内容:巣箱の改善
山田くんの巣箱をご使用頂いたお客様から巣箱の底板を固定する釘が短いとご指摘を頂いたので早速長い釘へと変更するための作業を行いました。
4月の目標
・出荷をできる限り早く行えるように蜜蜂に充分な餌を与える。
・5月の増群(割り出し)に向けて自然分蜂を防ぐ。
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