山田くんの種蜂

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山田くんの巣箱

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2018年7月の山田くんの養蜂日記

私は、健康、温和、多産にこだわり種蜂の育成を行っています。弊社の種蜂をご購入頂いお客さんを笑顔にしたい!種蜂なら山田くんの養蜂場と言われたい!そんな想いを抱きながら毎日の作業に励んでいます。山田くんの養蜂日記ではその様子を紹介します。

西洋ミツバチ エンジュ 開花 2018年7月20日

作業内容:ダニの検査

植えてから10年程が経過したエンジュ。8m程になりやっと開花してくれました。


↑開花したエンジュ。エンジュは7月の蜜源枯渇期に開花する貴重な蜜源。


↑エンジュの花の様子。写真には写せませんでしたが、蜜蜂は訪れていました。

アニスヒソップも開花しています。


↑開花したアニスヒソップ。花期が長く、蜜蜂はよく訪れます。乾燥に弱いのでこの時期は水遣りが欠かせません。

今年は天候が例年とは大きく異なっています。

7月初旬の大雨。雨がかなり降りましたが、ありがたいことに蜜蜂は無事でした。雨の次は高温。連日35度以上で先日は39度、隣の美濃市は40度を記録しました。

7月は夏のダニの検査を行う非常に大切な時期ですが、暑さの影響で思ったようには進めることができません。

朝5時に起床し、6時から空調服を来て作業を行っていますが、最長で12時、平均11時までしか作業が行えません。この高温はまだまだ続くようです(T_T)

今日はダニの検査の様子を紹介します。ダニの検査は春、夏、秋の3回行います。ダニの検査と一緒と貯蜜量と産卵(女王蜂)の確認を行います。


↑勢いのある巣箱内部の様子。自然巣が作られています。蜂の量は充分ですが、貯蜜が少ないです。ダニの検査の後に砂糖水を2L与えました。



↑検査途中の様子。働き蜂の体に粉砂糖がしっかりと付くのを待つ間に、巣碑枠と給餌器を追加しました。



↑産卵圏の様子。産卵は行われていますが、蜂児の量が少ないです。蜜蜂は暑さに弱く、この時期から9月初旬までは産卵が鈍い状態が続きます。


以上がダニの検査の様子。明日も同じ作業を行います。そろそろ捕殺器の設置作業も開始したいので、早く気温が下がって欲しいです。

不定期開催!お便りコーナー

Q1:砂糖水を与えるタイミングを把握したいので、蜜蜂のお腹が空いた状態を教えて下さい。

A1:下記写真がお腹が空いた状態です。


↑貯蜜が少なく、貯蜜部分に群がっています。この状態になると蜜蜂は徐々に体力を失い、群の勢いが失われます。こうなる前に砂糖水を与えましょう。

Q2:気温が高いせいでしょうか?巣門に蜜蜂が固まっています。正常でしょうか?

A2:正常です。


↑巣箱内部の温度を下げるため、巣門に群がる蜜蜂。正常な行動なので気にしないで下さい。

西洋蜜蜂 割り出し 2018年7月1日

作業内容:割り出し

6月27日、今年の出荷が終わりました。弊社の種蜂を選んで頂け事を本当に嬉しく思います。誠にありがとうございました。今後もよりよい種蜂の育成に、今以上の情熱と愛情、そして責任を持って臨んで行きます。

出荷が終わり作業に少し余裕が出てきたので、日記の更新頻度を上げたいと思います。これから夏本番です。愛蜂共々お体には十分お気を付け下さいませ。

では、本日の日記です。

7月になり気温が一気に上がりました。蜜源植物は少なくなり、蜜蜂は失速し始めています。


↑7月に欠かせないビービーツリー。昨年と逆で小さい方に沢山花が咲き、10m近くなった方はほとんど花が咲いていません。



↑ハチミツ草も貴重な蜜源です。


本日は割り出しです。最後の移虫で育成してもらった王台を預けるため8箱割り出しました。理想としては6月中順には育成作業を終えていたいのですが、中々思い通りには行きません。王台の羽化不全、交尾飛行の失敗、産卵不調など色々なことが起きるからです。


この時期の割り出しは、交尾飛行に成功した後板数が増えることが無いので後の管理が大変になりますが、ここを逃すと女王蜂の育成はできなくなります。明日導入する王台が無事羽化し、交尾飛行に成功することを心から願っています。

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