2020年6月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 蜜蜂と暮らして幸せになろうをコンセプトに私は蜜蜂の育成を行っています。養蜂日記では、育成の様子、蜜蜂の状態、蜜源植物の開花の様子などを紹介します。蜜蜂の生態の不思議さや面白さ、素晴らしさ、蜜蜂が教えてくれる四季の移ろい、自然の美しさなどもお伝えできればと思っています。

西洋蜜蜂 春の出荷終わり 21年6月28日

【主な作業:出荷】

長かった、本当に長かった春の出荷が終わりました。今年も多くの注文を頂けました。本当にありがとうございます。秋に数群販売する予定です。








↑出荷の終わりを記念して。

出荷は終わりましたが、やることは山のようにあります。雄房の切除や巣礎枠の追加などです。


↑大きな自然巣と雄房を切除した後の巣門の様子。巣箱内部の様子が大きく変わったため一時的に大量の働き蜂が巣門に出て来ました。※翌日には働き蜂は巣箱に入っていました。

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Q:お腹が空いている状態が分かりません。どのような時に給餌が必要ですか?

A:下記写真をご覧下さいませ。巣碑枠上部に餌が全く無く、巣房に頭をつっこんでいる蜜蜂が見えます。この状態がお腹が空いた状態です。このまま流蜜が無ければ餓死です。


↑巣房に頭をつっこんでいる場合はお腹が空いています。

西洋ミツバチ ダニ駆除 蜂場見学 21年6月27日

【主な作業、蜂場見学、内検、出荷】

15時から雨予報。それまでに少しでも作業を進めるため朝から全速力です。午前中は蜂場見学。養蜂の始め方などを説明させて頂きました。

昼からは出荷作業と内検。どんより曇っていましたが、流蜜があるおかげでしょうか蜜蜂の機嫌はまずまずだったので作業はしやすかったです。


↑満開のアニスヒソップ。


↑ハチミツソウ。


↑カラミンサ


↑ギンバイカ


↑出荷した種蜂の産卵圏の様子。貯蜜は充分。産卵も綺麗です。

出荷の準備を終えた後は、ダニの駆除のための内検です。貯蜜量を確認しながら、雄の有蓋蜂児を切除します。働き蜂は滑走の前に屋根を置き、その上に振るい落とします。


↑振るい落とされた働き蜂。


↑蜜蜂目線だと巣門まではこんな感じです。


↑慌てて巣箱に帰って行きます。

西洋ミツバチ アカメガシワ 21年6月24日 


本日も出荷です。現在アカメガシワが満開です。アカメガシワは6月末、蜜源枯渇直前の貴重な蜜源です。


↑満開のアカメガシワ。今年も流蜜してくれています。

出荷の様子。


↑新品の巣箱の準備から始めます。


↑巣碑枠の様子を確認し


↑新しい巣箱に移します。


↑女王蜂の状態を確認しながら、新天地で頑張ってねと声をかけます。


↑日焼けが気になる年頃なので最近はアームカバー?を付けています。

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Q:昨日、今日と昼過ぎになると蜜蜂が飛び回っています。問題ないでしょうか?

A:分蜂ではなく、時騒ぎです。問題ありません。

↑時騒ぎの蜜蜂。時騒ぎとはこれから外勤に出かける蜜蜂が巣箱をおぼえるための訓練飛行で、巣門の前でホバーリングをします。

西洋蜜蜂 ビービーツリー、ギンバイカ開花 21年6月21日

【主な作業:出荷、羽化確認、割り出し、内検】

本日も出荷です。


↑いつもと同じように丁寧に確認します。

出荷の合間に蜂場を見回るとギンバイカとビービーツリーが開花していることにきがつきました。写真は明日撮影します。

西洋ミツバチ 追加のフソ病検査 メディカルティーツリー開花 21年6月

【主な作業:フソ病検査、内検】

メディカルティーツリーが開花しました。訪花は確認できていません。今年は流蜜しないのでしょうか?


↑開花したメディカルティーツリー。ティーツリーには様々な種類があり、園芸店で販売されている品種は全て育てました。関市の寒さ暑さに負けず、訪花する、以上の条件を満たしてくれるお勧め品種がメディカルティーツリーです。

今日は追加でフソ病検査を受けました。


↑フソ病検査の様子。

西洋蜜蜂 ケンポナシ開花 21年6月11日

【主な作業:羽化確認、割り出し、出荷】

今日も養蜂三昧。羽化確認から開始し、出荷の準備、割り出しであっと言う間に1日が終わりました。


↑出荷のため、新品の山田くんの10枚箱に巣碑枠を移動させた後の種蜂。


↑本日は山田くんの10枚箱の注文も頂いていたので種蜂と一緒に出荷です。

内検中にブンブンと羽音が聞こえたので分蜂だと思い頭上を見上げると、分蜂ではなくケンポナシに訪花するミツバチの羽音でした。ケンポナシは梅雨時期の非常に貴重な蜜源です。

ケンポナシの花の様子(下記写真)







西洋ミツバチ 最後の採蜜 21年6月10日

【主な作業:採蜜】

※記録用のため写真無し

今年最後の採蜜を行いました。今年は豊作で沢山の恵みを蜜蜂から頂きました。豊作でしたが、採蜜に至るまではとても大変でした。

採蜜はいつも3段で行います。3段になれば分蜂熱は生じにくく、1週間に1度の内検で済むからです。しかし、今年は3段になっても分蜂熱が生じやすく、4~5日に1度の内検が必要でした。

採蜜を終えた群はしばらくしたら割り出します。


西洋蜜蜂 ヘアリーベッチ 開花 21年6月9日

【主な作業:出荷、内検】

本日も出荷です。


↑出荷した種蜂の産卵圏の様子。産卵状態良好です。

昨年秋に預けたヘアリーベッチがやっと開花しました。


↑ヘアリーベッチの全体の様子。


↑ヘアリーベッチに訪花する働き蜂。

ヘアリーベッチはレンゲの代わりになるかもしれないと一時注目を集めましたが、嗜好性がレンゲほど高くなく、年によってはまったく訪花しないこともあります。今年は大当たり。沢山の蜜蜂が訪れていました。

西洋ミツバチ ヤグルマソウ 21年6月1日

【主な作業:出荷】

現在蜂場ではヤグルマソウが満開を向かえ、沢山のミツバチが訪花しています。


↑ヤグルマソウ。育てるのはとても簡単です。こぼれ種でどんどん増えるのでお勧めです。



↑ヤグルマソウに訪れるミツバチ。

6月になりました。今年も半分が終わりました。現在はどんどん出荷を進めています。


↑出荷時の作業の様子。巣碑枠、働き蜂の様子などを入念に確認します。


↑産卵圏の様子。花粉を食べ、そこに蜜が入ったので少しバラケテ見えますが、問題ありません。

山田くんの西洋蜜蜂6月の飼育のポイント

キーワード『チョーク病、健康』
6月は梅雨の季節。チョーク病がもっとも発生しやすい季節です。また6月以降は気温が上がり、また蜜源植物が少なくなるため調子を崩しやすいです。そのため6月中に群を健康状態に整えることが重要です。チョーク病と健康に関して説明します。

第14章 新王群の育て方・・・ 詳細はこちら
第15章 採蜜の注意点・・・詳細はこちら
第16章 チョーク病・・・詳細はこちら
21年6月追加 越夏に備えて・・・ 詳細はこちら