日本の巣箱はとっても地味。未塗装で茶色一色。インスタグラムなどで見かける海外の巣箱はとってもカラフル。巣箱に色を塗るのは、巣箱が長持ちするだけでなく、ミツバチが巣箱を間違えるのを防ぐ(病気やダニの蔓延防止になる)ためにもとっても重要です。

今までに囚われず、もっと自由に、より楽しく養蜂を行いたい。そんな想いを込めて新しい巣箱、山田くんのカラフル巣箱(定飼専用色付き10枚巣箱)を作成しました。カラフル巣箱には3つの特徴があります。


《特徴1》定飼専用
近年巣箱を移動させない定飼養蜂が増えつつあります。定飼用巣箱では、輸送用換気窓、換気窓を塞ぐ機構は不要なため取り除きました。


左がカラフル巣箱。右が山田くんの巣箱10枚タイプ。

《特徴2》色付き
流通している巣箱は未塗装です。木目そのものも美しいですが、華やかさに欠けますので水性塗料で着色しました。桜、オレンジ、水色、ライトグリーン、パープルの5色です。



《特徴3》継箱にもなる
カラフル巣箱は山田くんの巣箱同様、継箱として使用できる構造になっていますので１つで2役こなせるので経済的です。


↑底板を外して継箱として使用できる。

自分が使うことを前提に設計及び作成しているので、3つのモットーがあります。

【モットー１】ミツバチを殺さない
巣碑枠の受けがあるとミツバチを潰して殺してしまうことが多くなりますが、巣碑枠のトップバーの長さがメーカーによって微妙に異なるため、後付できるように釘と一緒にお届けします。


↑巣碑枠の受け(2個付いています)


↑受けを付けて様子。


【モットー2】洗い易い
巣箱が汚れるとミツバチが病気になりやすいです。そこで、巣箱内部と底板を洗いやすくするため、巣箱の開口部と底板には塗料を塗っていません。
※塗装部分に高圧洗浄機などで水をかけないで下さい。塗装が剥がれてしまいます。泥などの汚れは水で湿らせた雑巾などで軽く吹きとってください。


【モットー３】作る楽しさ
養蜂の楽しみは色々ありますが、その１つに巣箱を作る楽しみがあります。そこで、定飼専用の10枚箱のキット(未塗装)のキットも販売します。部材にはビス位置を示す印が付いています。また、30mmのビス、蓋と底板用のトタン板も付属しています。組み立て方はYouTubeで公開予定(24年9月末公開予定)。巣箱をみたことがない人が組み立てられるようになっています。必要な物は電動ドライバーのみです。好きな色を塗って組み立てみませんか？