山田くんの種蜂

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山田くんの巣箱

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2016年の6月の山田くんの養蜂日記

西洋蜜蜂 スズメバチの焼酎漬け 2016年6月23日

作業内容:種蜂引渡し、内検

午前中は種蜂の引渡しを行いました。お陰様で再販もお申し込みがいっぱいとなりました。本当にありがとうございます。気温が高くなっているので直接引取りに来て頂き本当に助かりました。

昼からは内検です。内検時には蜜蜂の機嫌が悪かったり、自分の体調やメンタルの調子が悪い時には刺されます。刺されることには慣れていますが、今でも指先や爪と指の境目は非常に痛いです。そのため指先を刺された時のみ痛み止めにムヒEXを使っていました。

先日母親が蜜蜂に刺された時にはスズメバチの焼酎漬けが効くのではないかと急に言い出しました。効くという医学的な根拠は聞いたことがないので半信半疑で試したところ、ムヒよりも痛みが早く引きました。これにはびっくりです!!



↑スズメバチの焼酎漬けの様子。黄色スズメバチとオオスズメバチが入っています。浮いているのは今日捕まえた女王蜂と見られるオオスズメバチです。


オオスズメバチや黄色スズメバチは蜜蜂を守るために殺すことが多いのですが、焼酎漬けにして傷の手当てに使えば無駄な殺生ではなくなるのではないでしょうか。

※私個人の感想です。焼酎が蜜蜂の刺し傷に効く保証や根拠はありません。お試しになる場合は個人の判断や医師に相談した上で自己責任でお願いします。何があっても責任はとりませんので。

西洋蜜蜂 女王蜂の不思議な能力 2016年6月22日

作業内容:羽化の確認、内検


今日も昨日に引き続き羽化の確認です。


作業手順は、羽化の確認→王碗の回収→未交尾の女王蜂の確認+王台の撤去→ダニの駆除薬投入です。割り出しや王台導入時は女王蜂の産卵が止まるのでダニを駆除するには最適なタイミングです。


今回は羽化不全が2個、女王蜂を受付てもらえなかったのが4群とまずまずの結果となりました。


↑確認できた未交尾の女王蜂の様子。じっとしている個体ととにかく動き回る個体がいます。未交尾の女王蜂には不思議な能力(?)があります。その能力は王台の羽化までの日数が分かることです。


未交尾の女王蜂が誕生した時にまだ王台がある場合、未交尾の羽化までの日数を判断し王台を壊すか残すかを判断します。羽化が近い王台は、その王台が羽化すれば殺し合いになり自分が負ける場合があります。そのため王台を横からかじり中の女王蜂を殺します。


↑壊された王台の様子(画面中央下部分)。王台は必ず横から壊します。


逆に羽化が遠い場合は、自分に何かあった場合に備え(?)王台を壊すことはありません。蜜蜂には沢山の能力があり、知れば知るほど素晴らしい生き物だと思います。

西洋蜜蜂 今季最後の移虫 2016年6月21日

作業内容:羽化の確認、移虫、内検

11時に雨が止んだので今季最後の移虫(カーニオラン)を行いました。今回の移虫で生まれる女王蜂は来春販売予定です。

移虫が終わった後は、王台の羽化の確認です。王台の羽化率は100%とは限りません。羽化に失敗した群は合同させます。


↑羽化した王台(画面向かって左)と羽化に失敗した王台(画面向かって右)の様子。↓羽化に失敗した王台の中身。ぱっと見は正常ですが羽化しませんでした。


羽化の確認の後は通常の内検です。今年から借りた蜂場は蜜源が豊であっという間に無駄巣が作られてしまいます。



↑大きな自然巣が作られた巣箱内部の様子。一生懸命作った自然巣を取り壊す時、自分の管理不足を痛感し胸が痛みます。一生懸命働いてくれたのにごめんなさい。


ミツバチのペースより2歩程遅れているのでもっとペース(頻度)を上げ内検します。

西洋蜜蜂 今季最後の採蜜 2016年6月20日

作業内容:採蜜

午前中は今季最後の採蜜を行いました。今年は手が回らず採蜜量は昨年よりも少なくなってしまいました。今日絞った蜂蜜は早急に瓶に詰めてお届けしますので今しばらくお待ち下さいませ。


↑今日絞った蜂蜜の様子。いつ見ても美しい蜂蜜。蜂蜜は蜜蜂の命の結晶であり繋がりの結晶でもあります。採蜜の時は、蜜蜂が命懸けで集め作った蜂蜜を出来る限りそのまま瓶に詰めること、巣碑枠を出来る限り破損させないことを考えています。

今年も蜂蜜を分けて頂いた蜜蜂に心から感謝です。本当にありがとう!来春まで面倒みさせてもらいます。

西洋蜜蜂 今季最後の蜂蜜絞り体験教室 2016年6月19日

今日は今季最後のはちみつ絞り体験教室です。今回は愛知県から10名の方に参加して頂きました。天気も何とか持ち無事開催ができました。

↑オリジナルラベルを貼った蜂蜜の様子。教室では今日絞った蜂蜜を瓶に入れ、オリジナルラベルを貼って頂きます。

今年も多くの方に参加して頂き本当にありがとうございました。


西洋蜜蜂 VS 蜜泥棒 メンガタスズメ 2016年6月17日

作業内容:王台導入、内検


ティーツリーが開花しました。蜜蜂は訪れていません。大きくなれば蜜を吹いてくれるのでしょうか?夏の水切れに注意して大切に育てます。


↑開花したティーツリーの様子。

最近クマの被害が多発しているの今日からクマ避けの笛と鈴を装着しました。


↑ツール入れに装着した鈴の様子。


今日は空姫の王台の導入作業からです。


↑導入前の王台の様子。形もよく立派な王台を沢山育ててくれました。本当にありがとう。王台を1つ1つ丁寧に枠から外し巣箱に導入して行きます。

王台の導入の後は、通常の内検です。内検時には多くの外敵と遭遇します。


巣箱の外ではスズメバチ、屋根をどければ蓋の上にヤモリ、クモ、アリ、ムカデ、巣箱の中にはスムシなどなど。個人的に一番気持ち悪いのはガ(メンガタスズメ)です。


↑巣箱内部で死んでいるガ(メンガタスズメ)の様子。蜂蜜を盗むために夜になると巣箱に侵入します。無傷で巣箱に侵入するためミツバチのフェロモンを真似た物質を分泌するそうです。成虫はキイキイと鳴きます。夜に巣箱を見回ると巣門でキイキイと泣きながら蜜蜂と戦っている姿を見ます。


初めてこのガを見た時あまりの気持ち悪さに思わず『イーヤー!!』と叫びそうになりました。蜜蜂は外敵が多く生き抜くことが大変です。

西洋蜜蜂 最後の出荷 2016年6月15日

作業内容:採蜜、割り出し、出荷、内検


↑クローバーが満開を迎え多くの蜜蜂が訪れています。午前中は採蜜を行いました。

↓蜜蓋を切り落とした巣碑枠の様子。美味しそうなハチミツが溢れてきます。


採蜜を終えた後は、残り7箱の割り出しです。王台の導入後、王台の導入や交尾飛行に失敗した群と合同するので3枚での割り出しです。もし、今割り出しを行う場合で、割り出した後合同などで群の増強ができない場合は越冬を見据え最小4枚での割り出しがお勧めです。


↑割り出した巣箱内部の様子。起点から蜜枠、卵枠、蓋蜂児枠の順番で並んでいます。

割り出しの後は出荷です。今年はキャンセルが多く思ったよりも早く出荷が終わりました。多くのお客様にご予約(ご購入)頂けました。本当にありがとうございました。ただ、ご予約頂いた中にはキャンセルの連絡を頂けない方がいました。現場では必死に頑張っているのでとても寂しいです。


↑カーニオラン系の女王蜂の様子。今年は体格のよい王様が多く生まれました。キャンセル分は数日したら再販する予定です。ご入り用の方はご相談下さいませ。

西洋蜜蜂 祝4段!!2016年6月14日

作業内容:割り出し、内検

今日は17日に王台を導入するために割り出しを行いました。今回は空姫と呼んでいる女王蜂の王台です。王台は40個できていたので38箱割り出す必要があり、今日は31箱割り出しました。

空姫は今年もっとも成績のよい女王蜂です。本日4段になりました。


↑巣箱が蜜蜂で満タンになり巣門には多くの働き蜂が溢れています。


↑4段に積んだ空姫の様子( 山田くんの巣箱を使用)。山田くんの巣箱は継箱としても使用でき、継箱として使用した時には巣門を開けた方が換気が良くなり、また温度の上昇が和らぎ伸び良くなるように感じます。

空姫は産卵能力、集蜜力も高いイタリアン系です。空姫を育てている蜂場は3回の採蜜がやっとという豊かとは言えない場所です。そこで4段に到達できるとは想像もしていませんでした。


↑感無量です。継箱(胴体)は下へ下へと追加するので上の階ほど巣門に通う働き蜂の数は多くなります。

4段に積んだ感想ですが・・・4段目を外す時非常に大変です!!

西洋蜜蜂 王台導入 2016年6月13日

作業内容:出荷、王台導入

今日は王台の導入作業を行いました。今回の王台は黒姫と呼んでいるカーニオランの血が強めに入っているイタリアン系の女王蜂から移虫し育ててもらった物です。

黒姫はカーニオラン系の血が強めに入っていますが分蜂性が低く、ダニの寄生にも強いのが大きな特徴で現在3段満群です!!

今回導入した王台から生まれた女王蜂は来春お届け予定です。どんな女王蜂が生まれるのかとても楽しみです。


↑導入前の王台の様子。

西洋蜜蜂 蜂蜜絞り体験教室 2016年6月12日

作業内容:体験教室、採蜜、

今日は2回目の体験教室です。参加人数は7名でした。

蜜蜂と人間にとってよりよい世界を作るめの初めの一歩として蜜蜂を知って欲しい。蜜蜂を知ってもらうためにどうすればいいのだろう!そうだ蜂蜜を絞る体験をして頂こう。そう思い始めた体験教室。今までに多くの方に参加して頂いています。


↑オリジナルのラベルを張った蜂蜜入りの瓶の集合写真。体験教室ではオリジナルのラベルを作って頂きます。1枚1枚手書きのため同じ物はできません。

今回絞って頂いた蜂蜜は百花蜜ですが、百花蜜は毎回色も味も違うため一期一会蜜と呼ばれるれることがあります。オリジナルラベルも体験教室を通じ出会う人も一期一会です。

体験教室の後は採蜜です。本来は朝早く行うのが良いのですが、蜜蓋が9割以上かかった巣碑枠のみを採蜜するので蜜蜂には無理を言って絞らせて頂きました。


↑ほぼ完熟の蜜枠の様子。全体に蜜蓋がかかると蜂蜜の糖度と味は抜群に良くなりますが、蜜蓋を切り落とすのに時間がかかることと、巣碑枠が破れやすくなってしまいます。


西洋蜜蜂 菩提樹開花 2016年6月9日

作業内容:出荷、内検

日記の更新が久しぶりになってしまいました。
割り出し、移虫、内検、体験教室、採蜜、合同、出荷、以上の作業を繰り返して行っています。

朝は8時から夜は遅いと23時までと非常に忙しいためこまめに日記の更新ができません。本来は一番忙しい時期の日々の様子をお伝えしたいのですが、身1つのため思ったようには行きません。

少しずつですが作業のペースが落ちてきているのでこれからはこまめにアップしたいと思っています。

今日蜂場に一番最初に植えた菩提樹が開花しました(下記写真)。植えてから約10年です。お釈迦様が悟りを開いたとされる菩提樹(インド)とは違います。




↑開花した菩提樹の花。いい香りがします。2本植えましたが開花したのは1本です。数匹ですが蜜蜂の訪花を確認できました。

菩提樹の花言葉は夫婦の愛です!結婚して1年目に咲くとは何というタイミングなんだと妻と花を見ながら話していました。

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