2020年 9月の山田くんの養蜂日記


Bee Life,Be Happy!! 蜜蜂と暮らして幸せになろうをコンセプトに私は蜜蜂の育成を行っています。養蜂日記では、育成の様子、蜜蜂の状態、蜜源植物の開花の様子などを紹介します。蜜蜂の生態の不思議さや面白さ、素晴らしさ、蜜蜂が教えてくれる四季の移ろい、自然の美しさなどもお伝えできればと思っています。新王群の秋のご注文受付中です。

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西洋ミツバチ フソ病検査 21年9月28日

【主な作業:見回り、内検、フソ病検】

秋の流蜜のおかげで、日に日に群は勢いを増しています。


↑前回与えた花粉は食べ切り、給餌器には自然巣。ここまで来ると一安心です。

流蜜は始まったのですが、なぜか蜜蜂はとてもお腹が空いているというか、迫り来る越冬のせいでしょうか?わずかな蜜にとても群がります。


↑雄の切除トレーについた蜜を食べるために群がる働き蜂。もっとも盗蜂(盗蜜)が起きやすい時期です。

昼からはフソ病検査を受け、全群陰性でした。予定よりも早くお届けできそうです。今しばらくお待ち下さいませ。

西洋蜜蜂 流蜜に感謝 21年9月27日

【主な作業:見回り、内検】

連日同じ作業。見回りとアピバールの撤去、雄房の切除、給餌を主とした内検です。


↑気温が上がり始め活発に飛び回る蜜蜂。流蜜が始まったのでとても活発です。


↑巣に運ばれたばかりの蜜。キラキラ光る恵みに感謝です。

西洋蜜蜂 巣礎が足りない 21年9月25日

【主な作業:見回り、内検】

電気柵のワイヤーが内側から外側に向かって倒れていました。


↑内側のワイヤーのみが外側に向かって倒れていたので鹿だと思います。蜜蜂に被害はなかったので良かったです。

大スズメバチの大襲撃が続いています。今年は昨年よりも大スズメバチが多いです。襲撃が終わるのは10月末頃。長いです(T_T)

秋の流蜜が始まり群の状態がかなり良くなって着ました。種蜂をよい状態でお届けしますので今しばらくお待ち下さいませ。


↑貯蜜量、産卵状況ともに良好です。どんどん自然巣が作られていて、巣礎が足りなくなったので慌てて注文しました。

本日の1枚。


↑10枚満群。給餌のため継箱に給餌器のみを入れて居る群。自然巣を上向きに作っていました。

西洋ミツバチ 過去最大の襲撃 21年9月23日

【主な作業:見回り、内検】


アワダチソウが開花し始めました。越冬が近づいています。

見回りから始め、アピバールの撤去、雄房の切除とダニの寄生、給餌を行う内検の順番で作業しました。


↑左が花粉の貯蔵スペース、右が産卵スペースに分かれた珍しい状態の巣碑枠。


↑オレンジや薄い黄色の花粉が持ち込まれています。

蜜蜂の状態がとても良くなって来たので、とても嬉しいです。午前中の作業を終え、昼ごはんを食べて戻ると・・・、内検している蜂場で大スズメバチの大大襲撃が起こっているではありませんか!

巣門の前には500匹程の蜜蜂の死骸。捕殺器の中には9匹、捕殺器の上には14匹の大スズメバチ。14匹を粘着シードで捕まえ、捕殺器の中はガスバーナーで焼き殺しました。1度に23匹の襲撃は過去最大規模です。※夕方までに更に10匹、粘着シートにかかりました。


↑捕まるのに必死で、粘着シートを振り回したので草が付いてしまいました。

命がけで襲ってくる大スズメバチから蜜蜂を守るのは簡単ではありません。捕殺器を着けたままネットで大きく囲いました。

西洋蜜蜂 ダニの寄生の確認 21年9月21日

【主な作業:見回り、内検、雄房切除、巣箱交換】

本日の昼過ぎになってやっとコロナワクチンの副反応が収まって来ました。強烈な倦怠感の中での作業は大変でした。

本日のミツバチの様子から。


↑ダンギクに訪れるミツバチ。

本日は、巣箱の交換、給餌、雄房の切除などを行いました。増勢に入った群は巣碑枠を追加したり巣箱のサイズアップなどを行っています。


↑壁と巣碑枠の間に作られた自然巣。


↑給餌器の中に作られた自然巣。この群は下の写真のように7枚箱満タンなので10枚箱に引っ越しました。



引越し時に雄房があったので切除しダニの寄生を確認しました。


↑産卵の状態はかなりよくなって来ました。画面向かって右下の雄房を切除しダニを確認。ダニは0でした。一安心です。

西洋ミツバチ 日本カモシカ 21年9月20日

【主な作業:見回り、内検】

コロナワクチンの副反応でしょうか?倦怠感と高温に襲われていますが、休むことはありません。

本日のミツバチの様子から。


↑代用花粉を与えると直に食べ始めた蜜蜂。

連日大スズメバチの襲撃が続いているので念入りな見回りが欠かせません。それでも100匹前後の犠牲が出てしまいます。捕殺器の構造を見直さないといけません。


↑大スズメバチと戦い殺された働き蜂。捕殺器の上や前、中で戦い犠牲が出ます。捕殺は諦めネットで大きく囲う方が良さそうです。

見回りの最中に蜂場の近くで日本カモシカを見かけました。


↑彼岸花が咲いていて、映画のワンシーンのようでした。

西洋蜜蜂 続 大スズメバチ 大襲撃 21年9月19日

【主な作業:見回り、内検】

本日は2回目のワクチン接種。それまでに作業を済ませるためいつもよりも急いで作業をしました。

気温が下がり始めたからでしょうか?連日大スズメバチの大襲撃が続いています。


↑巣箱を襲う大スズメバチ。捕殺器に入らず、捕殺器の上で蜜蜂と戦っています。こうなると多数の被害が出ます。


↑最近はタモを使わず、直接粘着シートに貼り付けます。

西洋ミツバチ 秋の太い流蜜 21年9月16日

【主な作業:見回り、内検】

朝晩の気温が下がり始めました。蜂場ではオータムライラック、ダンギクなどが開花しています。


↑開花したオータムライラック。春に開花するライラックにはあまり訪花してくれませんが、オータムライラックは沢山の蜜蜂が訪花します。


↑オータムライラックの花。


↑9月のお勧め蜜源植物ダンギク。

まずは、見回り。蜂場に着くと、ガリガリと音が聞こえて来ます。


↑音の原因は捕殺器に入った大スズメバチ。逃げようと必死に金網を噛んでいました。

見回りの後は内検の予定でしたが、雨が降り始めたので花壇の手入れを行いました。乾燥に弱いカラミンサと蒸れに弱いキャットミントが枯れていましたが、それ以外が大丈夫でした。


↑カラミンサを植えなおしました。

雨が上がったので内検開始。やっと秋の太い流蜜が始まってくれたようです。昨日まではこのままでは後何キロ砂糖が必要になるのだろうかと不安を覚える程、流蜜がなかったです。


↑産卵圏の様子。


↑きらきら光っているのが持ち込まれた蜜です。ありがたい。


↑太り流蜜が起きて作られた自然巣。

西洋蜜蜂 歩く蜜蜂はとてもキュート 21年9月14日

【主な作業:見回り、内検】

本日も見回りと内検。


↑雄房の有無、貯蜜量を確認し、代用花粉を与え終えた巣箱内部。



↑雄房切除のため防草シートの上に振るい落とされた慌てて巣門に向かって歩く蜜蜂。とてもキュート。

西洋ミツバチ 自然巣 進む秋の建勢 21年9月12日

【主な作業:見回り、内検】

群によって随分差がありますが、秋の建勢が順調に進んでいます。


↑建勢を追え、増勢までたどり着いた群では、自然巣が作られています。


↑大きな自然巣を取り除き1枚巣碑枠を追加し、砂糖水と代用花粉を与え終えた巣箱内部の様子。


↑熊に襲われた群も順調に回復。前回の内検では枠だけいれましたが、8割程巣が盛られ産卵されていました。

西洋ミツバチ 蓮の水を飲む 21年9月9日

【主な作業:見回り、内検】

本日も見回りと内検です。


↑雄房の有無、貯蜜量の確認を終え代用花粉を与えた巣箱内部の様子。

見回りの時に、汚水から蜜蜂を守るために置いた蓮の水を飲んでいる蜜蜂に気が付きました。



↑蓮の水を飲む蜜蜂。蓮の水飲み場を認識するまで時間がかかりました。

西洋蜜蜂 草刈と雄房の切除 9月4日

【主な作業:見回り、内検、草刈】

現在の内検では、雄房の有無の確認。蓋がされた場合は切除とダニの確認。貯蜜量の確認、代用花粉の投与を行っています。


↑画面向かって右下の蓋がされた雄房が切除の対象です。現在アピバールを投与しているので、雄房内のダニは耐性ダニとなります。薬が効きにくくなっているので、薬の投与=駆除ではないので、蓋蜂児を切ったダニの確認は欠かすことができません。

内検の後は草刈。


↑電気柵のワイヤーに草が触れていたので刈りました。草を刈ると綺麗になるので気持ちが良いです。

西洋ミツバチ 続大スズメバチ 大襲撃 21年9月3日

【主な作業:見回り】

昨日はとても疲れていて夕方16時の見回りをサボりました。その結果、1箱が大襲撃にあったようで今朝の見回りで2~3,000匹が殺されているの発見しました。

捕殺器には大スズメバチが入っていて、巣箱周辺には6匹程の大スズメバチが飛び回っていました。絶句。殺された蜜蜂への罪悪感。色々な感情が押寄せて来て、見回りをサボった自分への失望感に打ちひしがれました。

全力を尽くしても手が届かないことだらけ。だからといって、全力をつくさなければ何にも手が届かない。出来ることはある。常に全力でと言いながらもこの様です。

養蜂の一番キツイ所は、自分の失敗で蜜蜂が命を落とすことです。わずかな油断、判断ミス、判断が出来ない、作業の先送りなど、ちょっとしたことで蜜蜂は死んでしまいますが、自分は死にません。これが一番キツイです。

落ち込んでいる暇はありません。今回のミスは取り消せないし、死んだ蜜蜂は取り戻せませんが、同じ事を繰り返さないように、今日の失敗を魂に刻み込みます。


西洋蜜蜂 大スズメバチ 大襲撃 21年9月2日

【主な作業:見回り】

今日は雨。1日中強い雨だといいのですが、雨が止む時間があったので見回りしました。


↑弱い雨の場合は、蜜蜂は結構活発に蜜や花粉を集めに行きます。

見回りの結果、1箱で大量の蜜蜂が死んでいました。捕殺部分には大スズメバチが入っていたので、大量の大スズメバチに襲撃されたようです。捕殺器は付けていますが、捕殺部分や巣門の近くで激しい戦闘が行われたようで、1,000匹近くが殺されました。

捕殺器だけでは不十分なのは分かっているので見回りでカバーしようと頑張っていますが、思うように行きません。

西洋ミツバチ 汚水から蜜蜂を守りたい 21年9月1日

【主な作業:見回り、内検、水飲み場の設置】

作業内容はいつもと同じ。見回り、内検です。

●内検の作業風景


↑10枚満群で給餌器が追加できない群があったので


↑2階建て(2階には給餌器のみ)にして砂糖水を与えました。


●見回り


↑大スズメバチの襲撃頻度が増しています。見回り、粘着シート、捕殺器で今の所は大きな被害を出さないで済んでいます。大スズメバチは10月末までは襲撃に来るので、まだまだ油断できません。


↑蜂場の入り口付近、バケツに溜まった汚水を飲む蜜蜂を発見。そんな水飲まないで!と大慌てで家に帰り、蓮と大きめのポット、土、水準備して、蜂場にUターン。



↑汚水の溜まったバケツの近くに蓮を設置しました。どの水を飲むのかは蜜蜂次第です。出来る事は少ないですが、出来ることはあります。常に全力で蜜蜂に寄り添う!綺麗な水を飲み続けられるように維持します。


9月の飼育のポイント

キーワード『秋の建勢
秋になると女王蜂の産卵は活発になります。秋から生まれる働き蜂は越冬に関係するため非常に重要です。そのため、秋は子育てしやすい環境を作ることが非常に重要になります。子育てしやすい環境作りに関して詳しく解説します。

山田くんの養蜂講座 第27章 秋の給餌・・・詳細はこちら
山田くんの養蜂講座 第28章 秋の巣碑枠の整理・・・詳細はこちら
山田くんの養蜂講座 第29章 秋のダニ対策・・・詳細はこちら