2016年の11月の山田くんの養蜂日記
西洋蜜蜂 農薬対策 2016年11月28日
作業内容:巣箱作成、冬支度、打ち合わせ
蜂場の近くの十月桜(?)が満開です(下記写真)
↑蜜蜂の姿は確認できませんでした。
気温が上がるまでと午後からは巣箱作り、その間は断熱材を取り付ける作業をしました。
↑巣箱作成の様子。1箱1箱丁寧に仕上げて行きます。
↑現在は10枚箱の胴体を組み上げる作業を行っています。
作業の合間に、来年の農薬散布に関して地元の農産に打ち合わせに行って来ました。
来年から新しい蜂場が増える予定なので、その近隣での農薬散布を控えて頂くことと、ネオニコチノイド系の使用を避けて頂くことをお願いしました。
農産さん、そしてJAさんの協力のおかげで今年も目に見えた大きな被害は出ずに済みました。来年も被害がでない事を祈ります。
西洋みつばち 転飼届け提出 2016年11月25日
作業内容:巣箱作成、冬支度、打ち合わせ
全ての作業を終えた夕方に転飼届けを提出して来ました。
飼育届けて提出した時点で受理(許可)されますが、転飼届けは違います。転飼届け提出後に、転飼した場所の回りに、既に飼育されている方がいないかなどの調査が行われます。
調査の結果
●競合がいない場合は許可。
●競合がいる場合は不許可、または群数調整会議を経ての許可となります。
※私の認識が間違っている場合があります。飼育に関する手続きはお住まいの市町村で必ず確認して下さい。
転飼希望場所には競合は居なさそうなのですが、気がつかない場所で飼育されていることは多々あるため、どうなることでしょうか?
健康な蜜蜂を育てるためには、一箇所あたり50群までが良いです。※場所により飼育できる群数は物凄く違います。
そのため沢山群を飼育するためには多くの蜂場が必要になりますが、養蜂家には縄張りがあるため簡単に(場所)は見つかりません。
今回の場所も1年かけてやっと見つけた場所ですが、競合がいれば諦めざるを得ません。結果が出るまでドキドキです。
西洋蜜蜂 冬支度 タイム到着 2016年11月23日
作業内容:巣箱作成、冬支度
今日は風が強かったですが、蜜蜂は活発に行動していました。
↑活発に動く蜜蜂の様子。異常が起きると巣門に現れるので、巣門の様子(働き蜂の数、死骸がないか、ダニは落ちていないかなど)をこまめに確認することは非常に重要です。
月から金曜日までは天気が悪くない限り、気温が上がる10時までと気温が下がり始める15時からは巣箱作り、その間は断熱材を取り付ける作業という流れで作業を行っています。
↑断熱材を巻きつけた巣箱の様子。巣門の調整がまだなのでこの後行います。
来年力を入れる予定のタイムの苗が届きました。
↑来春まで待って購入してもいいのですが、見かけない種類だったので思わず購入してしまいました。
タイムのチモールはダニの駆除に有効だと聞いていので、来年試してみます。薬にできる限り頼らないで、蜜蜂が育てられたら最高ですね。
西洋ミツバチ ギョリュウバイ 訪花 2016年11月21日
作業内容:巣箱作成、冬支度
今日もいつもと同じ内容の作業です。
気温が上がった11時過ぎにギョリュウバイに蜜蜂が訪れていました。
↑ギョリュウバイに訪れる蜜蜂の様子。この株は温室で加温してあるためこの時期に咲いていますが、本来の開花時期はもう少し遅くなります。
ミツバチ シルバープリペット 2016年11月20日
作業内容:巣箱作成、内検
今日も冬支度です。巣門を狭くして断熱材を巻きつける予定でしたが、昨日の雨の影響で巣箱が湿気っていたので巣門を狭くする作業のみに変更です。
湿気は蜜蜂の大敵で、病気の元です。そのため断熱材を巻きつける時は巣箱がしっかりと乾燥していることが大切です。
巣箱の重さを確認→巣門の様子を確認→巣門を3cm程に縮小。この作業を繰り返します。
↑巣門を狭くした巣箱の様子。急に巣門が狭くなったので働き蜂は混乱しています。※しばらくすると落ち着きます。
巣門を狭くするために捕殺器を取り除くと滑走路の上に数匹のオオスズメバチの死骸を発見。
↑捕殺器の取り付けがあまく、隙間から侵入されたようです。これでは捕殺器の意味がありません。来年は隙間に注意です!!
全ての作業を終えた後は、シルバープリペットを蜂場に植えました。
↑植える前のシルバープリペットの根の様子。根が回ってしまっています。このままでは春までの管理が大変なので植えることにしました。
↑植えた後のシルバープリペットの様子。寒さから根を守るため株元に鞘ぬかを敷きました。
プリペットは小苗から花が咲いてくれるので即戦力になります。
西洋蜜蜂 出張メンテナンス、冬支度
作業内容:巣箱作成、内検、出張メンテナンス
午前中は巣箱作りと冬支度です。巣門を狭くして断熱材を巻きつけました。
↑断熱材を巻きつけた巣箱の様子。
↑巣門は左右のバーを倒し狭くし、さらに越冬用の巣門調整板を取り付け狭くし、冷気が巣箱に入りにくくしました。
昼からは出張メンテナンスです。越冬の準備の仕方が分からないから教えて欲しいとご依頼頂きました。
行った作業は
・女王蜂の確認
・貯蔵蜜量の確認
・浮いた巣碑枠の撤去作業
・巣箱の清掃作業
以上です。
今回作業させて頂いた群は、ダニの寄生が原因で働き蜂の数が大きく減り、巣碑枠が5枚程浮いていましたが、薬が効いていてほとんどダニが駆除できていて、女王蜂の産卵状況はよく、また働き蜂の数もそれなりにいるので何とか越冬できると思っています。
マヌカハニー 2016年11月17日
作業内容:巣箱作成、内検
気温が上がる10時までは巣箱の作成を行い、その後は巣箱のサイズ調整を行いました。
先日移動させた群は貯蜜量が少なく、また巣箱がかなり汚れていたので巣箱を交換し、給餌を行いました。
全ての作業を終え釘が無くなったのでホームセンターに行くとギョリュウバイを発見、購入。ギョリュウバイは最近話題のマヌカハニーが採れる蜜源植物です。
ギョリュウバイ(和名):別名マヌカ。
ニュージーランドに生息するフトモモ科の低木で復活の木 癒しの木と呼ばれる。
マヌカハニーは蜂蜜で唯一、抗菌活性成分の「メチルグリオキサール」(MGO)を含んでいる。流通しているマヌカハニーのほどんどがニュージーランド産。
国産のマヌカハニーを見たことがないので、なぜ無いのか知りたいのでまずは生態を知るため育ててみます。
西洋蜜蜂 蜂場移動 2016年11月16日
作業内容:巣箱作成、巣箱移動、内検
冬の花粉源、山茶花が開花しました(下記開花した山茶花の様子)
今日は巣箱の移動作業から行いました。今年から借りた蜂場、日当たりが悪く、いつも巣箱が湿気り気味です。
↑日当たりが悪い蜂場の様子。蜜蜂が活動開始するのは10時過ぎ。
↑蜂場の南側の様子。山に囲まれ非常によい場所ですが、東西を山に囲まれ日が当たる時間が短いです。
このままでは越冬が厳しいので日当たりのよい蜂場へと巣箱を移動させました。
↑移動させた後の巣箱の様子。日当たりが良いか悪いかで越冬率が大きく変わります。
巣箱を移動させた後は、巣箱の底板を作成しました。
西洋蜜蜂 底板の作成 2016年11月15日
作業内容:巣箱作成、巣箱回収
今日は、先日交換した10枚箱の回収作業と底板作りを行いました。
↑回収した10枚箱の様子。綺麗に洗い、修理が必要な場合は修理し保管します。
↑作成した底板の様子。山田くんの巣箱は底板が抜けるので綺麗に洗えます。
作業の合間にメラレウカ レッドジャムの霜対策(株元に燃やした鞘ぬかを敷いて、不織布をかける)を行いました。
↑霜対策を施したレッドジャムの様子。不織布はベタガケなので雪が降ると重みに耐えられそうにないです。強度を上げる必要がありますが、まずはこれで一安心です。
↑レッドジャムは寒くなると葉先が赤くなります。オータムファイヤーに似ています。
西洋蜜蜂 蓋の作成 2016年11月14日
作業内容:巣箱作成
本日は巣箱の蓋(10枚箱用)の作成です。11~2月の4ヶ月で出荷用と自社使用で合計200箱の巣箱を作ります。巣箱の作成は蓋→底板→胴体→滑走路の順番で行います。
↑完成した10枚箱の蓋の様子。
今日で蓋作りは終わりです。明日からは底板を作成します。
西洋蜜蜂 越冬準備 巣箱のサイズ調整 2016年11月13日
作業内容:内検
暖かく、風もなく作業しやすい1日でした。
↑満開のサルビアに多くの蜜蜂が訪れていました。
↑サルビアに訪れる蜜蜂の様子(アップ)
昨日で全ての巣箱の状況を確認し終えたので、今日から越冬に向けた準備の開始です。今日は胴体(継箱)を積んでいる群の巣箱のサイズ調整です。
↑調整前の巣箱の様子。10枚箱を使用していますが中身は13枚群なので7枚箱へと交換です。
↑7枚箱に交換した後の様子。サイズを小さくした事で保温しやすくなります。
10枚箱のまま越冬を迎える群は胴体の巣門を塞ぎました。
↑胴体の巣門を塞いだ様子。越冬時には暖かい空気を逃がさないため胴体の巣門は塞いだ方がよいと考えいます。
巣箱のサイズ調整を終えた後は、給餌を行い作業は終了です。
ミツバチ 給餌 2016年11月7日
作業内容:見回り、内検
今朝粘着シートを確認すると沢山のオオスズメバチがかかっていました。
↑粘着シートにかかるオオスズメバチの様子。襲撃の頻度は減ってるので、襲撃の終わりが近いです。
今日は状況を把握するための内検を行いました。せっかく巣箱を開けるのだから代用花粉を与えたいと思ったのですが、強風などの影響で作業に遅れがでているので、ペースを上げるため今回は諦めました。
巣箱の重さを確認→巣箱の蓋を開ける→素早く新聞紙をめくり巣碑枠の数、働き蜂の数を確認。この作業を繰り返して行きます。
↑巣箱の温度を下げないため、新聞紙は最小限だけめくります。
今年はセイタカアワダチソウの流蜜が細く、未だに給餌が必要な群がありますが、来週中には給餌を終えることができると思います。
明日は雨のようなので巣箱を作ります。
西洋ミツバチ タイム購入 2016年11月6日
作業内容:見回り、屋根の設置、蜜源植物の購入
強風のため巣箱が開けられません。昨日移動させた巣箱に屋根を設置し、昼からは蜜源植物を購入するため出かけました。
↑移動を終えた屋根を設置した巣箱の様子。栗林に移動しました。広葉樹の下は巣箱を設置するもっともよい場所です。
巣箱の間隔はできる限り広くし、巣門の向きも同じにならないようにすることは病気の蔓延を防ぐことに繋がります。
↑購入したローソンリバー。四季咲きです。
↑タイムも2種類購入しました。
タイムの絨毯に向けて着々と準備が進んでいます。
西洋蜜蜂 巣箱の移動 2016年11月5日
作業内容:見回り、内検、移動
今日は巣箱の移動作業を行いました。冬の寒さから蜜蜂を守ってくれるもっとも強い味方は太陽です。同じ蜂場でも日当たりの悪い巣箱は春の伸びが悪くなります。
↑日当たりの悪い巣箱の様子。画面向かって左側の巣箱は日当たりが悪く、活動が鈍いです。そこで日当たりのよい蜂場へと巣箱を移動させます。
巣碑枠を釘で固定し、日が沈んでから2km以上離れた場所に移動させました。
西洋蜜蜂 把握作業開始 2016年11月2日
作業内容:見回り、内検、巣箱作成
今日から各群の状況を確認するための内検を開始しました。
↑蜜蜂に負担を与えないため、気温が上がり蜜蜂の活性が上がってから作業開始です。
女王蜂の誕生年、種蜂の種類、系統、板数などを確認すると共に代用花粉を与えました。
↑代用花粉を一生懸命食べる働き蜂の様子。調子が良い群は食べがよいです。
↑全ての群が調子良いとは行きません。先週からダニの被害が拡大した群の巣門の前の様子。
↑羽化不全の働き蜂が捨てられています。薬は効いているようなので安心ですが、大ダメージは避けられません。
作業の合間に滑走を着色した物と交換する作業を行いました。
↑巣箱を間違えにくくするために滑走路を塗りました。
以上が今日の作業です。11月中旬までに全ての箱の状況を把握し、月末には来春の種蜂の箱数や値段などをアップいたします。
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