山田くんの養蜂講座第23回ではダニの駆除剤に関してお話します。

蜜蜂ヘギイタダニの駆除にもっとも有効なのが駆除剤です。21年7月現在日本で認可されている薬は3種類です。

接触剤。主成分はフルバリネート。フルバリネートは蜜蝋に吸着され蓄積しやすく、耐性ダニの原因になると考えられています。駆除率は高いですが、登場から20年以上が経過し、耐性ダニが発生し駆除効果が得られない場合がある。

接触剤。主成分はアミトラズ。駆除率は高い。蜂蜜に残留しない。

気化剤。2019年に認可された。主成分はチモール。駆除率は平均75％。アピスタン、アピバールと違い耐性は出来ないと考えられている。使用できる温度が限られていることと、蜂蜜にチモールの匂いが移る点に注意が必要。

駆除剤はメーカーの指示に従い用法、用量を守って使用しましょう。アピスタン、アピバールは正しく設置しましょう。使用期間を過ぎたら廃棄しましょう。再利用は出来ません。チモバールは使用方法、用量が難しいです。代理店またはメーカーに確認してから使用しましょう。

駆除剤はどこで購入できるのかという質問をよく頂きます。駆除剤はメーカーまたは販売代理店から購入できます。購入を希望される駆除剤をインターネットで検索しメーカーに問い合わせて下さい。



以上が薬に関する説明です。

21年7月改編