山田くんの養蜂講座第7回分蜂群の定住までの注意点


養蜂(西洋蜜蜂の飼育の仕方)講座第7回目では、分蜂群の定住までの注意点をっ紹介します。

分蜂群(分蜂を起こした群)を巣箱に回収した後でもっとも大切なことは巣箱に定住してくれるかどうかです。定住までのポイントを紹介します。

分蜂群の回収後の注意点


不要な移動をしない
群蜂群を回収して直ぐに移動すると逃避する場合があります。移動は蜜蜂は落ち着く夕方まで待って行いましょう。※車で長距離移動させることも控えましょう。

分蜂群の定住までの確認のポイント


ポイント①働き蜂の確認
分蜂群を回収した翌日に蜜蜂が巣箱に通っているか確認します。通っていない場合は逃避している場合があります。

ポイント②働き蜂の位置の確認

分蜂群を回収した翌日に蜜蜂が巣箱に通っているかどうかを確認したら、巣箱の蓋を静かに少しだけ空けて働き蜂が巣碑枠に付いているかどうかを確認します。
 
付いている場合は静かに蓋を締め2~3日ほどは内検は避けましょう。
巣碑枠に付かずに巣碑枠の反対側に蜂球を作っている場合は、蜂球の近くに巣碑枠を移動させてゆっくり静かに巣箱の蓋を閉めます。

ポイント③女王蜂の有無
回収から2~3日が経過したら女王蜂の有無と産卵の確認を行います。交尾済みの女王蜂は2~3日で産卵を再開します。未交尾の場合は産卵を開始するまでに10日程かかる場合があります。

以上がポイントの説明です。女王蜂が産卵を開始したら逃避の可能性はかなり低くなります。

2021年5月17日改編