オオスズメバチから蜜蜂を守るために欠かせないのが捕殺器。山田くんの巣箱は巣門が巣箱の中央にあるので従来の巣箱用の捕殺器が上手く取り付けられない場合があります。そこで山田くんの巣箱用の捕殺器を開発しました。

捕殺器とは巣箱の偵察や襲撃に来た大スズメバチを捕獲するための養蜂器具で巣門に取り付けて使用します。


↑従来の巣箱用の捕殺器の様子。大スズメバチは壁を歩く習性があるため、捕殺(網の）部分に入ると外に出られず餓死します。

従来の巣箱用には様々なタイプの捕殺器が販売されていますが、捕殺器でもっとも大切なことは何でしょうか？それは大スズメバチが巣箱に侵入できないようにすることです。


大スズメバチは餌が少なくなる8月になると集団で蜜蜂の巣箱を襲うようになります。大スズメバチは蜜蜂の巣箱に侵入して全ての働き蜂を殺した後、蜂児や蜂蜜を持ち去ってしまいます。このように大スズメバチは集団で蜜蜂の巣箱を襲いわずか数時間で全滅させてしまうのです。

そのため、蜜蜂にとって大スズメバチは脅威で、大切な蜜蜂を大スズメバチをから守るためには大スズメバチが巣箱に侵入できないようにすることがもっとも重要になります。山田くんの巣箱用の捕殺器では大スズメバチが巣箱内部に侵入できない構造となっています。

●山田くんの巣箱用捕殺器とは
下記写真が山田くんの捕殺器です。


↑山田くんの巣箱専用の捕殺器。7枚箱、10枚箱に共通して使用できます。

特徴１：巣門の前の金網
巣門の前には金網が張ってあるので大スズメバチが巣箱に入るのを防ぐことができます。※100％侵入を防げる保証はありません。


↑巣門から見た捕殺器の様子。※様子を見やすくするため部品を一部外しています。

特徴2：箱型
大スズメバチを捕殺しやすくするために捕殺器は箱型になっています。巣門の部分には底板があります。これがないと巣門に大スズメバチがアプローチしやすくなり捕殺率がさがります。この底板は従来型の捕殺器にありません。

↑横から見た山田くんの捕殺器

特徴3：大スズメバチを簡単除去
従来の捕殺器は捕殺した大スズメバチを捕殺器側面の穴から取り出すのが一般的ですが、取り出しにくく捕殺部分が不衛生になりやすいです。捕殺した大スズメバチを素早簡単に撤去し捕殺部分を綺麗に保ちやすくするため山田くんの捕殺器は背面部分が開くようになっています。

↑捕殺部分の背面を開けた山田くんの巣箱専用の捕殺器の様子。開口部が広く簡単に素早く大スズメバチを取り除けます。

用意する物。燻煙器、ハンマー、32mmの釘2本、面布。

ステップ1：ミツバチにどいてもらう

燻煙器を使用し巣門の働き蜂に煙を吹きかけどいて貰います。

ステップ2：釘の設置

側面のハチマキ(左右に1本ずつ)に32mmの釘を2ｃｍ程打ち込みます。この釘に捕殺器の針金を引っ掛けて巣箱に固定します。






↑ハチマキに取り付けた釘の様子。

ステップ3：滑走路を取り外す

巣門から滑走路を取り外してください。

ステップ4：捕殺器を巣箱に取り付ける

捕殺器背面のバーが巣門の前に来るようして巣箱に捕殺器を取り付けます。






巣箱と捕殺器を上から見た写真。バーが巣門の前に来るようにする。


↑左右の針金を針金に引っ掛けて2～3回回す。


↑巣箱と捕殺器に隙間が無いことを確認する。取り付け完成。

大スズメバチの数が多い場合や見回りが毎日行えない場合は、捕殺器だけでなくネットの併用をお勧めします。大スズメバチの数が多い場合は、捕殺部分に入らず捕殺器の外で待ち構えて蜜蜂を大量に殺すことがあります。その他に捕殺部分に入った大スズメバチを排除するために蜜蜂が戦いを挑み大量の犠牲がでることがあるからです。

ネットの網目は9mm。2ｍ×2ｍ。700円(税込み)。捕殺器のご注文ページからお申し込み頂けます。

お申し込み前に下記内容をご確認し、ご了承頂い上でお申し込みくださいませ。

・捕殺器は何らかの成果を保証する物ではありません。

山田くんの巣箱専用　捕殺器　5,2000円（税込）　

完売　次回25年2月上旬販売再開予定