2015年の5月の養蜂日記

西洋蜜蜂 エゴ満開 分蜂失敗 2015年5月17日

蜂場に4年程前に植えたエゴが満開を迎えています。

↑満開のエゴ。甘い香りが漂っています。


↑下向きに咲くエゴの花はとても可愛いです。

今日は移虫で育ててもらった王台を巣箱に移す作業を行いました。
日にちの計算を間違えたらしく作業中に女王蜂が生まれてしまい大変でした。

全ての王台を巣箱に移している最中に分蜂が起きたのですが、失敗して元の巣箱に
戻りました。


↑分蜂に失敗し元の巣箱に戻る働き蜂の様子

慌てて内検し女王蜂と王台の有無を確認した所、未交尾の女王蜂と羽化直前の
王台があったので王台を取り除きました。命を絶つことに心が痛みます。

明日はカーニオランの移虫作業を行います。

西洋蜜蜂 王台保護作業 2012年5月11日

今日は移虫で作ってもらった王台を巣箱に移す作業を行いました。


↑移虫で育ててもらった王台の様子


↑王台にはその巣箱特有の臭いがついているのでそのまま他所の箱に
入れると働き蜂に食い破られ中の女王蜂が殺される場合があります。
そこでプラスチック製(手作り)の王台保護器に王台を入れ他所の
巣箱に導入します。


↑王台保護器に入った王台のアップ

王台導入から最長7日で女王蜂は誕生します。
どんな女王蜂が生まれてくるのかとても楽しみです。

西洋蜜蜂 移虫作業 2015年5月6日

アカシアが満開を迎えています。5年程前によりよい環境で蜜蜂を育てたいと願い
植えたアカシアに今年初めて蜂が訪れてくれました。


↑満開を迎えたアカシア

今日は人工的に女王蜂を誕生させる移虫作業と移虫で誕生したカーニオランの王台
巣箱に導入する割り出し作業を行いました。

移虫を行うことで1つの群から多くの女王蜂を誕生させることができます。

数日中に王台からカーニオランの新女王蜂が誕生します。誕生した女王蜂を5月月末
まで大切に育てお届けする予定です。

出荷まで今しばらくお待ち下さいませ。

西洋蜜蜂 分蜂 2015年5月5日

よりよい蜜蜂を育てるため去年の方法を見直し改善し、必ず新しい事を1つは導入
するように心がけています。

今年の試みは春先の立ち上がりのよい群を育てるために、増群の時期を早めるこ
とです。

昨年は伸びがよく、産卵のよい群が10枚群になった段階で割り出しを行っていまし
たが、割り出しを6月中旬まで行っていたため巣碑枠の枚数が少ない状態で越冬
を迎える群があり春先の立ち上がりが悪いという問題が起きていました。

この問題を解決するため5月中、できれば中旬までに増群を終えるように割り出す
元群を可能な限り大きくしてから割り出そうと考え群を大きくすることに全力を
注いでいました。

しかし、今日数箱から分蜂されてしまいました。


↑分蜂する蜜蜂の様子。ブーンと凄い羽音を立てて巣箱の近くを乱舞します。
分蜂は巣別れ現象です。命の勢いを感じます。


↑蜂球になった蜜蜂の様子。
巣箱から飛び出した蜜蜂は巣箱の近くで塊(蜂球)になり数時間過ごし
新天地へと飛び立って行きます。

蜂球を作っている蜜蜂は新天地での生活に備えお腹いっぱいに蜜を貯めているので
刺激を加えなければ刺しません。

今年は異常気象の影響でしょうか、王台を取り除いても分蜂熱が下がらず
王台に蓋がされていない状態で分蜂が起きてしまいました。

分蜂した一部は回収できず大きな損失です。

新しい事を行えば失敗は付き物です。
成功から学ぶことは少ないが、失敗から多くを学べると言われます。

今日からは内検の頻度を上げる、分蜂熱が解消できない場合は直ぐに割り出すなどで
対応して行きます。

西洋蜜蜂 掃除採蜜 2015年5月2日

シイの木の開花が近いので今日は掃除採蜜を行いました。


↑もう少しで開花する蜂場近くのシイの木

昨年の採蜜を終えた後に、蜜蜂にはダニの薬や餌として砂糖水を与えています。
そのため巣箱の中のハチミツには薬や砂糖が残留している場合があるため
取り除く必要があります。

この取り除く作業が掃除採蜜で、掃除採蜜を行わないと食用として販売はできません。

思ったよりもシイの開花が早く掃除採蜜が遅れていたので終わって一安心しました。
今年はどんな蜜が絞れるのか楽しみです。

※蜂蜜の販売を少量ですが行っています。岐阜県関市近隣の方で非加熱の絞りたての
花の香りがする蜂蜜を食べてみたいという方はお気軽にご連絡下さい。