山田くんの養蜂講座 第40回 春の蜜源植物
養蜂(西洋蜜蜂の育て方)講座第40回では、春の蜜源植物を紹介します。
産卵が再開されてから蜜蜂が自然巣を盛るまでの期間を建勢といいます。建勢が順調に進むかどうかは、外気温、越冬中の健康状態など、様々な要素に左右されます。その要素の1つに蜜源があります。
建勢時には、子育て支援のため花粉(代用花粉)の投与は欠かせませんが、蜜源が無いと花粉(代用花粉)を与えても、産卵は活発になりません。
そのため春先の蜜源植物は非常に重要です。そこで、庭で育てられるお勧めの蜜源植物を紹介します。※蕾の写真が多いですが、後日開花した写真もアップいたしますのでご了承くださいませ。
菜種。春の重要な蜜源植物。
↑3月といえば梅。
↑クリスマスローズ。日陰を好むため植える場所に注意が必要。
↑ダンコウバイ。
↑暖地サクランボ。大きくなるため広いスペースが必要です。
↑花桃(ひなの柱)。横に広がりにくく狭いスペースでも植えられます。
↑サンシュ。黄色い花です。5m位になります。
その他に大きくなりにくいクロモジ、シロモジなどもお勧めです。
以上がお勧めの蜜源植物です。
天然の餌がないと蜜蜂は活気づきにくいです。必要量を満たすことは難しいですが、少しでも蜜蜂を助けるために春の蜜源植物を1つでも多く育てましょう。